12月6日 2年生文化芸術の日
- 公開日
- 2020/12/06
- 更新日
- 2020/12/06
学校の様子
みなさん、こんにちは。
先週2年生は、文化祭で来ていただいた「劇団衛星」の方から、クラス毎に演技指導をしていただきました。
「あ、この人、知ってる!『将軍の人や』」
「『お客さん役』の人!」
文化祭で、楽しい劇を見せていただいたので、スムーズな出会いでした。
「先輩、〇〇・・〇〇。あした、、、頑張ってください(!)」
と、爽やかに言われました。さわやか恋愛ストーリーっぽいシチュエーションです。
さて、〇〇には、どんな言葉が入ると思いますか?
「やっぱり告白!」
(なるほど!)
では、同じ台詞ですが、『世にも奇妙な物語』風のBGMに、頭からフードをかぶった人が言います。フードの人は、先輩は一人で練習していたから誰も知らないはずの先輩のケガのことを知っている。なぜ??
そのフードの人に、
「先輩、〇〇・・〇〇。あした、、、頑張ってください。」
と言われました。〇〇にはどんな言葉が?
「殺人予告?!」
どちらの状況でも、台詞は同じ。しかし、同じ台詞でも、演技者の表情・風貌・BGM・立ち位置など、伝え方を変えることで雰囲気が変わり、受け取る印象が変化するのです。ドラマや劇ではこうした工夫をして、観客の心理を揺さぶり、イメージをかき立たせているのです。
(これからドラマや劇を見るときの視点になりますね!)
次に、アイスブレーキングとして、
・誕生日順に並び替え
・拍手合わせ
・−200度や42度を伝えていく目力バトン
など、言葉を交わさないで伝えていくゲームをしました。
『−200度を目で伝える』
あなたならどうやって伝えますか?
そして、本日のメイン!
実際に劇を作って、演じていただきます!
演じるのは6人で1組。場面設定は、イスがあって、
A,B イスに座っている人
C,D 後から来て座る人
E,F 出入り自由な人
これだけです。
さて、どんな状況が考えられますか?
「バス停!」
「公園!」
「屋上!」
「図書室!」
たくさん出てきますね。
例えば、場所が映画館とすると、こんなことが考えられます。
A,Bが「楽しみ〜」と言いながら座っています。
その席に、C,D親子が来ます。「席どこかな?」
(A,Bが座っている席を指し)「ここちゃう?」
と困惑している。
そこへE,F映画館の係員が登場。「何かお困りですか?」
A,Bの切符を確認し、「この映画は〇〇シアターですよ。」
A,B「ごめんなさい!」と席を立つ。
C,D「ありがとうございました!」と座る。
これは1つの例ですので、みなさんの個性を出して、いろんな劇を創り出してください。
では、グループを作ります。今から番号を言っていくので、自分の言われた番号を覚えておいてください。(1、2,3,4,5,6,1,2,3,4,5,6・・・と番号を言って行かれます。6人グループは生活班でも好きな者同士でもありません。)
では、それぞれの番号の人で集まって、状況や配役を決めて、どんな劇にするか話し合ってください。
状況設定、どんな役が必要か、誰がどの役をするか、そして台詞決め、正に劇の台本づくりです。全員がスタッフ兼キャスト!みんなの知恵を出し合って劇を作り上げます。
そして、発表!
バスの中、電車、公園、ファミレス、心霊スポット、トイレ、映画館、ディズニーランド、病院、廃墟、東京タワー、・・・、本当にいろんな状況設定で、また様々な配役を考えて、演じてくれました。できあがった30個ほどの短編劇、全校みんなで鑑賞したいほど、個性的な出来映えでした。
終始楽しく取り組めて、普段あまり話さない人とも交流し、新たな発見もありましたね。
みんなの劇から、同じテーマなのに、演じる人、台詞、表情で全く違うものになる。そんな劇の面白さを感じさせてくれました。コミュニケーション力、呼吸を合わせること、気持ちをくみ取る、自分から行動する、人のアイデアを活かし、つなげていく。教えてもらった芸術的な表現方法を活かし、柔軟な発想で劇に取り組んでいて、みんなの思考力や想像力の豊かさに、私たちも驚かされました。
感想を聞くと、
★演じることの楽しさ、難しさを感じました。
★同じテーマでもこんなに違うんやって驚きました。
★みんなの普段と違う面が見られておもしろかった。
★伝え方をどう工夫しているか、ドラマを見るときに楽しんでみたい。
★来年、自分たちで劇をやるとしたら、どんなことをしようかな?!
今回学んだことの中には、日常生活にも活かせることがたくさん隠れていました。言葉にはならない心の葛藤や悩み、それはその人の表情やしぐさ、目線、声のトーンに表れる。そのことを知ったことで、みんなの優しさ力は一段アップしたことでしょう。
劇団衛星の皆様、「創造する」楽しさを、生徒たち、そして私たちに体感させていただき、本当にありがとうございました。