5月校長講話
- 公開日
- 2026/05/01
- 更新日
- 2026/05/01
校長室から
失礼します。校長の伊東です。
今日から5月に入りました。5月は「憲法月間」です。
5月3日は憲法記念日です。日本国憲法には、私たちが安心して生活するために大切なことが書かれています。
その中でも特に大切にされているのが、「人権」です。
人権とは、簡単に言うと、人が人らしく生きるために、生まれながらに持っている大切な権利のことです。
例えば、命を大切にされること、自分の考えを持つこと、差別されないこと、安心して学校生活を送ること。これらは、だれかに許可されてもらうものではなく、すべての人に平等にあるものです。
しかし、人権は、ただ法律に書いてあれば守られるものではありません。
私たちの行動や言葉によって、守られることもあれば、傷つけられてしまうこともあります。
例えば、何気ないからかい、仲間外れ、心ない一言。
言った本人は軽い気持ちでも、言われた側は深く傷ついているかもしれません。
5月の人権学習の中で、みなさんに考えてほしいことがあります。
それは、体育館で皆さんに話した、「指をささずに、手を伸ばす」ということです。
もし、目の前に、つらそうな人、困っている人、苦しい表情をしている人がいたとき。
指をさしたり、責めたり、見て見ぬふりをしたり、距離を置いたりするのではなく、
そっとそばに寄り、声をかけ、手を差し伸べられる人でいてください。
あなたの、そのたったひとつの行動が、誰かの心を支えます。
そして、その姿を見ていた人が、今度はあなたを助けてくれます。
その優しい行動は、グループへ、教室へ、そして学校全体へと広がっていきます。 さらにその優しい行動は、地域、日本、世界の平和へとつながると信じています。
人権を守る行動とは、決して特別なことではありません。
毎日の学校生活の中で、相手の立場に立って考えること、違いを認め合うこと、困っている人に気づくことから始まります。
人権は、特別なときだけ考えるものではありません。
毎日の学校生活の中で、みなさん一人一人が意識することで、守られていきます。
5月のこの機会に、ぜひ自分自身の言葉や行動、身の回りや世界の情勢を深く考え、
「自他の大切さを認め合う学校」「指をささずに手を伸ばす学校」を、みんなでつくっていきましょう。
これで校長講話を終わります。