学校日記

『東山を西に見て』

公開日
2010/08/23
更新日
2010/08/23

校長室から

「責任」
 本校に赴任して以来ずっと行ってみたかった花山天文台。「夏休み中に行こう」と心に決めていましたが、休み最終日の今日、ようやく念願がかないました。往復約1時間の山登りは結構いい運動にもなったと思います。
 8月11日からの3日間、今年もソフトテニス京都選抜チームの合宿に参加しました。炎天下のテニスは、体力・気力共に年々きつくなります。中学生相手の10分間の乱打を終えたら暫らくは動けません。かつて1番でゴールした恒例の練習後の4キロランニングも、今年はようやく女子選手に抜かれずに済みました。『今年もやれた!』今の正直な気持ちです。
 ところで、今年は昨年までと大きな違いがひとつあります。15年に渡って務めてきた監督を次の者に譲ったのです。責任が軽くなるということでこれほど気持ちが楽になるなんて体験してみて初めて知りました。60人程が2泊3日の間行動を共にするとなると、意外なことが結構起こります。それらに適切に対処しなければなりません。また、練習内容の組立てやコーチたちへの指示など、リーダーとフォロアーとでは大きな違いがあるものです。
 22日の日曜日。第56回「山科少年ソフトボール大会」の応援に行きました。小学生3人と中学生6人でチームを作ります。本校の野球部員たちが中心になっていました。久しぶりに子どもたちの元気な姿を見られて楽しかったのですが、それ以上に、応援の人の多さに驚きました。地域の少年の頑張る様子を、お年寄りから小さな子たちまでが歓声を上げて応援する姿は、実によかったです。井上ひさしの本に、野球少年たちと下町の人たちの人情を描いた『ナイン』という作品がありますが、まるで20年以上前のこの本の中の世界が暑い勧修寺グランドで再現されたようでした。
 因みに結果は、見事優勝でした。
 その帰り道、本校の校区内で地蔵盆が催されていました。賑やかな様子に魅かれてちょっと寄ってみました。私の住む地域の地蔵盆には、子どもの姿がほとんどなく、閑散とした雰囲気なのにここはどうでしょう。自動車の出入りを遮った空間内に大人と子どもがあふれています。聞くと、この日に合わせて里帰りをする家族もあるそうです。そういえば、私たちの子どもの頃の地蔵盆はこんな感じでした。私たちは地蔵盆をとても楽しみにしていました。子どもの遊ぶのを祖父母や父母たちが笑顔で見守っていました。ほたえ(「はしゃぐ」の京言葉)過ぎてはどこかのおっちゃんやおばちゃんに叱られたものです。こんなとても懐かしい空間が、この地域では、皆さんによって守り続けられているのです。
 ソフトボール大会と地蔵盆。よーく見ると、どちらにもとても存在感のある人物がおられました。責任者の方です。皆、その方の指示や意向のもとに主体的に動いておられました。
 明日からいよいよ学校が始まります。花山中学校の責任者としての自覚をもって行動したいと思います。9月以降、たくさんの行事が計画されています。体育祭や文化祭に向けては既に活動が始まってもいます。教職員や子どもたちが、安心して思いっきり活動できる空間づくりをしなければなりません。昨日の光景から、今改めてそう思っています。