学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2015/03/07
更新日
2015/03/07

校長室から

「お疲れさん!」
 今日は公立高校の前期選抜です。昨年度に制度が大きく変わって2年目を迎えますが、この間、進路指導主事や学年主任、生徒や保護者に直接接する担任のきめ細かな説明のお蔭で、大きな混乱もなく今日の日を迎えることができました。
 現在午前9時ちょうど。受検校へ行っている先生からは何の連絡も入ってきません。受検生が無事会場に入室したという訳で、ひとまずはホッとしているところです。
 さて、私が教師に成った年に京都の高校入試制度が大きく変わりました。普通科に1〜3類が出来たのです。2類が進学コース、3類はスポーツなどの個性伸長をめざすコースです。これで安定したようでしたが、その後、嵯峨野高校のこすもす科や堀川高校の探究科ができたことから各校に専門学科が作られ、2類の意味が不明確になってきました。また、学力や生徒会活動、部活動などの面で優秀な生徒を獲得したい高校側の思惑もあって、推薦入学制度が採用されて公立高校の入学試検日が二分されもしました。またこの頃から、「行きたい学校に行けない」という意見が大きくなってきました。そこで、受検できる高校の区分として設けられていた圏を、東西南北の4つから南北の2つにしたり、2類ならば圏を超えてどの学校でも受検できるように修正が加えられてきましたが、受検生やその保護者の強いニーズには応えきれませんでした。
 昨年度、ついに志望校を自由に選べる「単独選抜制」となりました。この30年間で何度も制度改革を経験してきた者にとっては、頭の切り替えが難しいものの、いわば単純な入試制度になったわけです。
 ところで、本校の出願状況で言えば、一昨年度までと比べてそれほど大きな変化はありません。地域独特の文化や考え方は、地理的経済的歴史的な要素が絡み合って出来上がるものでしょう。東山の東に位置し、まだ少なからず田畑が残る本校の地域においては、中学校卒業後の進路にもしっかりと特徴が表れているようで、地元の高校への進学を希望する生徒が少なくありません。そして、本校の卒業生は地元の洛東高校や東稜高校で頑張り、実際に活躍もするので大いに期待されてもいます。
 長々と綴ってしまいました。もうテストが終わった頃です。3年生諸君はようやく緊張感から解放されていることでしょう。今夜はゆっくりして、長く我慢してきただろうゲームをするもよし、DVDを視聴するもよし、部活動に参加するもよし、健全な形で大いに羽を伸ばしてほしいものです。
 もう39年前になりますが、私のこの日のことです。当時は夜にTVで入試問題の解答と解説がありました。それを見ていると、たくさんの間違いが見つかって大いに不安になったものです。細かな部分に目を向ければ、色々と不安や心配事はあるのでしょうが、これで3年生の受験生活は一応ほぼ終了となります。今日まで本当にお疲れさん!