『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/12/15
- 更新日
- 2014/12/15
校長室から
「ポジティヴ シンキング」
前回「第66回全国人権・同和教育研究集会」に参加したことを書きました。ところで、私は集会や研究会に参加した際には、何か発言をしてくるように努めています。その方が積極的な参加が出来ると考えるからです。『何か発言しよう!』と思っていると、自然と報告や司会者の言葉も真剣に聴きます。報告された内容を尋ねなどしたら、これほど恥ずかしいことはないからです。聞いているだけでも十分に勉強にはなります。しかし、発言をしようと思って積極的・意欲的にその場にいることで学習は一層深められます。確かに、大勢の前で発言することは大変な緊張感を伴います。若い頃など、それこそ心臓が口から飛び出しそうなほどに鼓動が大きくなったものです。でも、マイクを手に立ってしまうと、意外に冷静に話が出来るということも体験から学びました。おそらく、聴き手が気持ちを同じくする人たち、学ぶ意欲の旺盛な人たちだから、話の内容を理解しようと共感的に聴いてくれるからだと思います。
人を評価する際、その人のマイナス部分から話し始める人は意外と多いです。また、会議の提案に対して、否定的な意見を中心に述べる人も少なくありません。消極論・慎重論・反対論が不必要だということではありませんが、あまりにもそれが先行すると会議が面白くなくなります。人の好いところを評価し合い、提案を実現させる方向へと討議を進める方が、話し合いに参加している人間にとっては断然面白く有意義な時間となるはずです。
さて、先週金曜日の「クロスカントリー大会」では、今年も生徒たちと一緒に9キロメートルを走りました。これも私なりのポジティヴ・シンキングの結果です。校長は学校行事の責任者ではありますが、開会式の挨拶が済めば具体的な仕事は何も割り当てられてはいません。子どもたちが帰ってくるまでじっと待つか、本部付近をウロウロしながら先生方や保護者の方と会話をするくらいのものです。『それなら、いっそ…!』そんな思いで赴任した年から一緒に走ることにしました。実行してみると、意外に楽しく得るものもたくさんある事に気付きます。沿道の保護者の方々からの声援。「校長先生、がんばれ!」という生徒の応援(これには、『お前の方こそ頑張れよ!』という気持ちで応えていますが…笑…)折り返し付近での生徒とのハイタッチ。美しい疏水端の風景。ピンと張りつめた12月の冷たい空気。そして、何と言っても抜かれるときの悔しさと嬉しさ。
「校長先生、今93番ぐらいですよ。」100番以内に入るという私の目標を知っている3年男子が、折り返し付近で大体の順位を教えてくれました。その後の3キロメートルで10人ほどに抜かれたことになります。私が追いつくたびに速度を速めて逃げ切った3年生もいました。こうした生徒とのやりとりがたまらなく面白かったです。
『やっておけばよかった』と後悔するより、結果はどうあれ、やってみて反省する方がよほど学ぶことは大きいです。前向き、建設的、積極的、意欲的、能動的、etc…、考え方次第で、行動や結果が大きく違ってくるものだと思うのですがどうでしょう。