『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/11/27
- 更新日
- 2014/11/27
校長室から
「褒める 認める 愛されている」
「アベノミクス解散」のせいで、そうでなくても慌ただしい師走が更に気忙しく感じられそうです。消費税の引き上げを4月に断行するという意思をもち、衆議院の解散と総選挙でその決断の是非を問うというのであれば、この解散も理解しやすいです。しかし、それを先延ばしにしたうえで「アベノミクスを先へ進めるか、止めてしまうのか、それを問う選挙だ」と言われても、「アベノミクス効果」から遠いところに居る我々にはピンときません。おっと、私たちの周囲のことに話を戻しましょう。
いつの間にか11月も最終週となりました。今日からは「第4回定期テスト」が始まり、これが終われば今月も終わります。来週はいよいよ12月です。月日の経つのが何と早いことでしょうか。“今、この瞬間”を大切にしないと、本当にもったいないです。
さて、22日(土)と23日(日)の両日、テスト前だというのに吹奏楽部には本番がありました。22日は、地域のお年寄りの方々とのふれあいの場です。学区の社会福祉協議会の催しで、70歳以上のお年寄りが年に3回本校へ来られます。その中でも、皆様が最も楽しみにされているのが今回のふれあいです。演奏を聴くのはもちろん、それ以上に、その後の会食を楽しみにしておられるのです。近年は核家族化が進み、3世代同居の家は少ないです。子どもたちからすれば、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らしている家庭はとても珍しいです。お年寄りの方も、老夫婦だけで暮らしているか、独居生活をしておられる方が多いようです。そんな両者が一緒にご飯を食べるという企画です。
役員さんたちの指示に従って、生徒がお弁当やお茶を配ります。その手際が素晴らしく良いです。配膳する際にはお年寄りに笑顔で声をかけることも決して忘れません。『ひょっとしたら、家ではこんなに動いていないのではないか?』意地悪くそう考えてしまったくらいに動きます。会食が始まっても、上手く会話を弾ませています。もちろん、お年寄りの方も気を使ってくださっています。この相手意識にたった微妙な緊張感が実に楽しい雰囲気を作り出します。もし、どちらかが、白けていたり不貞腐れたような態度でその場に居たら、決して生まれないだろう温かな空気が会場を包みました。会が終わると、お年寄りはニコニコしながら帰って行かれます。中には中学生の手を握って挨拶をされています。「有難うございました!」中学生も心からの感謝の気持ちを伝えています。「素晴らしい生徒さんですね。」私にそう仰る方の言葉が、自然と中学生の耳にも届きます。
翌日の「ふれあい山科区民まつり」でもそうです。明るく楽しい舞台を勤め上げ、スタッフの方や観客の皆様から温かいお褒めの言葉を頂きました。花山中の吹奏楽部が地域から愛され、彼らが地域を大切に思う構図が分かった気がしました。こうして何度も褒められ、認められて育ってきたのです。
やりきらせて結果を出させます。そして、結果が出たら褒めます。そうすれば、中学生は認められ愛されていることを自覚します。
中学生の伸ばし方にこれ以上のものはありません。