『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/10/20
- 更新日
- 2014/10/20
校長室から
「地域で育つということ」
朝夕の寒さと日中の暑さの差が大きく、体調を崩す生徒が出てきつつあるようです。私の父も、急性肺炎になって入院していましたが、先週末には何とか退院ができました。入院した日は深刻な状況だったので、内心“ホッ”としています。
また、今年も母が懸崖菊を買って我が家に届けてくれました。小菊の数が日に日に増えていく様が家族の目を楽しませてくれています。まずは、家族みんなが仲良く健康で幸せに暮らせることが何よりであると、最近はつくづくそう思っています。
さて、10月の第3日曜日は山科の諸神社の祭礼です。今年も本校の生徒が関わっている2つの神社へと赴きました。六所神社へは前日の夜店から楽しみに行きました。居るわいるわ。たくさんの小中学生の中に卒業した高校生や高校も卒業した子たちの姿までもがありました。「校長先生!」そんな卒業生から声をかけられなどすると、この地域に長く居られたことを嬉しく思う気持ちが強められます。翌朝の六所神社の祭礼には毎年参加させていただいています。神事が終わると神輿が境内を出ていきます。「ホイト!ホイト!」「回せまわせ!」威勢のよい掛け声と境内でのパフォーマンスは今年もありました。旗と提灯をもって大人神輿を先導する中学3年生の姿が勇ましいです。神輿の担ぎ手の中にも卒業生の姿があります。大人たちに交じって神輿を担ぐ姿に少しの遠慮と誇らしげな表情が見てとれました。神輿を見送った後、先回りをして学校に戻ります。学校の前を神輿が通るからです。
子どもと大人、2つの神輿を見送ると、大急ぎで当痲寺へとバイクを駆ります。もう5年になりますが、本校の生徒が、岩屋神社の神輿が当痲寺で神仏合体の神事を営む際に太鼓の奉納をさせて頂いているのです。この日のために3週間前から練習を積んできました。部活動を終えた生徒たちが多目的室に集まり稽古に精を出します。毎回地域の方が来られ、感謝とねぎらいの言葉をかけてくださいます。毎年、卒業生が出るので、新メンバーを入れることになります。今年は4人の1年生と2・3年1人ずつの6人のメンバーを迎えました。経験のある子たちなのですぐに覚えはしますが、その過程で卒業生が指導に来てくれもします。また、当日は参加できない生徒も、稽古には来て新入者への指導をしてくれました。
太鼓の本番には多くの人が駆けつけ真剣なまなざしで見てくださいます。終わると大喝采。そしてお褒めの言葉。これほど子どもたちの自己有用感が高められる場面はありません。「来年も参加して、今度は次の1年生の見本になりたいです。」これは今年初参加した1年生の感想です。
中学生が地域の行事に参加することが珍しい時代に、多くの参加者がその中で育てて頂いています。地域で育つということを目の当たりにする場面です。