『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/10/14
- 更新日
- 2014/10/14
校長室から
「地域の力」
2週続けて台風が近畿地方に接近しました。しかし、やはり京都は千年も都が続いただけのことはあります。幸い2つの台風による大きな被害もなく新しい週を迎えることが出来ました。
先週は、台風18号の影響で暴風警報が発令され、月曜日の朝の授業が2時間カットされましたが、10年ほど前、沖縄県出身の先生が「京都は暴風警報で授業がなくなるんですね。驚きです。」と言ったことを久しぶりに思い出したりもしました。
台風が接近する中、12日(日)には鏡山学区民運動会が盛大に開催されました。その前の週には陵ヶ岡学区民運動会が実施されており、双方とも今年も大変な盛り上がりようでした。両小学校のグランド一杯に集まられ熱心に競技される人の多さ、テキパキと運営される役員の皆様の手際良さ、2つの運動会を見ていて、この地域の力の凄さと大きさ、団結力の強さ、地域への愛の深さを感じずにはおられません。
本校の場合、元々この地域に住んでおられた家庭よりも、どこかの代でこの地域に家を買って入ってこられた家庭の方が多くなっています。新しい人たちを迎え入れながら、この共同体意識を存続させるために、一体どのような方法がとられたのでしょうか。地域活動の経験のない若い世代が引っ越してくることが多かったと思われますが、そういう人たちに地域というものを意識させ、地域行事や地域単位の自治活動に参加させるのは、相当な苦労と工夫とがあったはずです。いつか、そのあたりのことを学ばせてもらう機会があれば嬉しく思います。
また、10日の金曜日には、文化図書委員会の生徒による「小学生への読み聞かせ」がありました。昨年度からの取組ですが、この事業にも地域の方が深く関わってくださっています。昨年度立ち上げた学校運営協議会の図書館活用部会の委員の皆様方です。週に一度、図書貸し出しの仕事もしてくださっていますが、この方たちが「読み聞かせ」の指導にも携わってくださっているのです。年々教師が忙しくなる中、校内の教師以外でもできる仕事はできるだけ保護者や地域の皆様に手伝って頂こうということが、学校運営協議会発足のコンセプトでもありました。教師は本当に忙しいです。放課後は、翌日の授業の準備や家庭訪問などの学級経営上の動きのほか、部活動の指導もあります。委員会活動においては、毎年決められたことをこなしていくだけでやっとです。「小学生への読み聞かせ」については、企画から1年間全く動かせなかったのですが、学校運営協議会の委員さんにお願いしたところあっという間に実現しました。この活動は、小学生のためにと始めたのですが、実は中学生の自尊感情を高めるのに相当役立っているように思います。
学校が地域コミュニティーの中心であるという考え方は古いけれど今も新鮮です。校区の小学校だけでなく、花山中学校もいよいよそうなりつつあります。今後益々、地域の力を学校運営に活かしていけたら、これほどありがたく力強いことはありません。