学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2014/09/19
更新日
2014/09/19

校長室から

「久しぶりの心境」
 夏休みから男子テニス部の指導に当たっています。当初は、テニスウェア姿でラケットをもって歩く私を不思議そうに見る生徒も少なくありませんでしたが、今ではそれもなくなりました。夏休みと土曜日・日曜日の過ごし方が少し変わりましたが、元々テニスもその指導も大好きなので、この毎日を案外気に入っています。
(男子テニス部の生徒がどう思っているかは分かりません…笑…)
 さて、本格的に指導するようになって初めての公式戦が14日にあったのですが、試合に出るメンバーを発表するときと試合前夜は、自分でも驚くくらい緊張感を覚えました。
 同じように練習に取り組んできた者たちの中から一部をレギュラーとして選抜しなければなりません。これは裏返せば「今回、君はベンチウォーマーだ」と宣言することになります。指導者として当然の仕事ですが、久しぶりだからか、とても神経を使いました。
 試合に出る者も応援にまわる者も、チームの一員として“心ひとつに”試合を戦おう。試合に出る者は、出られなかった者の分も頑張ること。全員が自分の仕事をやり遂げること。いろいろと言いはしましたが、どんな言葉もすべての生徒を満足させられたとは思いません。このように感じるようになったのは、きっと高校野球をしていた息子が、ベンチ入りをしたとか何番の背番号をもらったとかということで、親子共々一喜一憂した経験があるからだと思います。救われた気がしたのは、翌日の朝練(男子テニス部の朝練は自由参加としています)にメンバーを外れた選手たちが何人も参加していたことです。もちろん、その日の練習後のミーティングでそのことには触れました。
 試合の前夜は、結構早い時間から翌日の試合のことをあれやこれやと考えました。床に就いてからも選手起用について考えれば考えるほど目が冴えて寝付けません。この経験は、本当に久しぶりでした。
 試合が始まりました。ベンチに座る感覚も久しぶりです。一つひとつのプレーに思わず興奮したりもします。新チームになって初めての公式戦なので、当然選手の方も緊張してこちらの期待通りの動きが出来ません。ベンチとプレーヤーとが一体になっていない時に感じる嫌な感覚を思い出したりもしました。
 意外なことに、先発メンバーから外したペアがチームを救うことになりました。2戦目の第3試合に起用したそのペアの勝利によってチームのムードががらりと変わりました。ベンチとプレーヤーが一体となりました。応援に一層熱がこもります。応援リーダーもよく頑張りました。4チームの予選リーグを2位通過できました。まずまずのスタートです。
 今回感じた久々の感覚を今後も大切にしたいです。選手一人ひとりに配慮した言葉かけや指示や指導ができるにはまだ時間がかかりそうですが、それが出来る指導者でありたいと思います。人の心を見つめ続けられる教師でありたいと改めて決意しているところです。