『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/06/12
- 更新日
- 2014/06/12
校長室から
「愛情に包まれて」
「宝探しよりも大切な、140人全員そろってみんなが、けがなく帰ってくることが出来たので、とても素晴らしい修学旅行になったと思います。そして、みんなが楽しいって思える旅行だったのでよかったです。」
おそらくこれが最終号になるだろうと思われる「修学旅行だより」の中から拾いました。短い文章の中に大切なことが詰まっています。学年の教師が大切にしてきたことが、きちんと子どもたちにも伝わっていたことが分かります。委員として自分が楽しむだけでなく、皆を楽しませたいと感じていてくれたことも分かって嬉しくなりました。
今、私の手元にはこの便りのほかに、今日の「育成学級を理解する学活」で使用された保護者の方の手記、先日の休日参観の際に3年生で使われた子どもの誕生にまつわる話、ふれあい道徳に参加された方が記されたアンケートの集計があります。これらを改めて読み返していますが、どれにも子どもを大切に思う気持ちが溢れており、胸が一杯になり目頭が熱くなります。いくつかを紹介します。
まずは、「誕生にまつわる話」からです。
「母は、子どもの誕生を楽しみに、元気で生まれてほしいと10か月間大切に過ごしました。父は、母子ともに無事であってほしいと願い誕生の時を待っていました。親になった時、元気に生まれてきてくれてありがとうと、父と母は涙しました。病気になった時、ぐずるあなたをひと晩中抱っこしました。いっぱいの愛情の中、今がある事を感じてみて下さい。どんな時も、これからもずーっと応援しています。」
次は、ふれあい道徳に参加してくださった方々の感想です。
「照れながら。ジョウダンを言いながら、その間に見えるとても素直な部分がかわいかったです。」「みなさん、素直で優しい気持ちを持っていて、心が温まりました。」「思春期のこの時期の子ども達が、こんなに優しい気持ちを持っていることに感動。」
もう一つ、育成学級に通う生徒の「保護者の思い」から一部を抜粋します。
「小さい頃から今まで、色んなことに挑戦してほしい、自分でできることを増やしたい、という思いで関わってきました。中学校で最初の挑戦は、一人で電車に乗って登校することでした。道を覚えることも苦手で、いきなり一人で電車に乗って登校はできません。まずは、家から学校まで、一緒に付き添い、慣れたら徐々に付き添う距離を短くして、7月頃には一人で登校できるようになりました。できることが増えると、自分はできるんだ!と前向きになっていくような気がします。“できない!”と決めつけないで、“どうしたらできるか!”を娘と一緒に考えていきたいです。」
文章を読み返すたびに、筆者の思いをより深く感じられるように思います。たくさんの大人の、広く深い愛情に包まれています。花山中の生徒は本当に幸せだと思います。