学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2014/05/27
更新日
2014/05/27

校長室から

「手に入れた宝は…」
 修学旅行から帰りました。伊丹空港での到着式では98点だと評価しました。美ら海水族館での集合時刻に遅れた者が何人かいたのと、飛行機内での態度にやや問題があった分を減点した結果です。しかし、3年生と教職員で最大の目標にしていたことは見事に達成しました。在籍140人全員揃って出発し、事故なく怪我なく病気なく全員で帰ってくることです。この学年にも、毎日登校することが難しい生徒が何名かいます。この子たちを含めて全員で沖縄へ行くこと。それへ向け、その子たちへは春休み中から働き掛けてきました。その他の生徒たちへも、色々な場面で話し込み、前日の結団式では、学年主任の強い思いを感じたものです。
「今、学年主任の森口先生から報告を受けました。3年生が全員揃いました。みんなで沖縄へ行くことが出来ます。」出発式の挨拶の冒頭でそう言うと、目の前の子どもたちが拍手をしました。この瞬間、今年度の修学旅行はほぼ成功したように思いました。学年に生徒が140人もいると、たとえ不登校傾向の生徒がいない学年(そのような学年は、どの学校でも今やほとんどありませんが…)であっても、当日に体調を崩して参加できないこともあります。修学旅行への全員参加は、実は大変素晴らしいことなのです。
 今回も思い出はたくさんありますが、特に印象に残ったことを3点記しておきます。
 まずは、平和祈念セレモニーでの代表者の宣言です。雨の降る平和の礎の前、脱帽した全員が見守る中、大きな声で暗唱された「平和への誓い」は見事で、感動的でした。同行してくださったバスガイドさんたちの評価も大変高かったです。
 次に、伊江島でのアクティビテイーの様子を見ようとグスク山の山頂に居たときの話です。車椅子で生活している女子を島のおとうが背負い、その後ろを同じグループの仲間が支えながら登ってきたのです。「この子にも、山頂からの景色を見せてやりとうて。」おとうは、事もなげにそう言われましたが、我が身だけでもしんどい登りです。行ったことのある人には、その凄さが分かると思います。
 最後は、離村式でのことです。島の方々が「生徒の皆さんも一緒に踊りましょう。」と声をかけられました。自分の家に宿泊させた子らとは打ち合わせをされていたようで、衣装に身を包んでいる子らがいます。しかし、中学生にとってこの状況はキツイ。『参加する生徒が居るかな』不安がよぎりました。その時です。2人の男子が中央に飛び出て、ニコニコしながら大きな振りで踊りだしました。先生も何人かが続きます。私も引っ張り出されて、いつの間にか豊かで楽しい雰囲気になりました。最初に飛び出した2人に大いに感謝です。
 「一生の宝物をつくれ!」これは今年の3年のスローガンで、2Fの廊下と職員室の壁に貼ってあります。修学旅行のテーマも「宝探しの旅〜島人の宝と花山中の宝〜」です。暖かく、とてつもなく心の広い島の人たちとの出会い、仲間や先生との太くて強い絆、3年生諸君は、確実にいくつかの宝物を手に入れました。