学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2014/05/13
更新日
2014/05/13

校長室から

「よろこび」
 毎日同じ時刻に家を出、同じルートで学校まで通勤します。バイク通勤も5年目にもなると、名前も顔も知りませんが、「今日はあのフォルツァは来ないな」とか「今日もベンリーと会ったな」などと思える人が何人かできました。今日は偶々そんな4人(台)が全部揃って私の前後を走りました。(その一人は森口先生です。)さあ、バイクの気持ち良い季節の到来です。
 さて、週末に嬉しいことが続いたので綴っておきたいと思います。
 10日(土)は、久しぶりに教え子の結婚式および披露宴に出席しました。最近はめっきり職場の先生のそれへ出席することの方が増えていただけに、何となく照れ臭くちょっぴり緊張もしました。教諭として直接授業や部活動で関わった最後の方の教え子で、既に27歳になっているはずです。チャペルの扉が開かれます。母親と共に現れた彼女は、中学生の時のままに思えました。父親とバージンロードを歩く姿を見つめながら何故か胸がいっぱいになりました。披露宴の席表には「恩師」という肩書が付けられていました。共に出席した担任と比べると、私が彼女に与えてこられたものなど僅かでしかないと思のですが、間違いなく教師をしていて大きなよろこびを感じる場面です。
 これまで見てきた中で最も“可愛らしい花嫁”は、幼稚園の教諭という道に就きました。「せんせい」と呼ばれることに大きな喜びと重い責任を感じて生きてきたようです。彼女の人生に多少なりとも影響を与えてこられたのなら、そして、そうだから招待されたとすれば、こんなに嬉しいことはありません。
 翌日は、野球部の準決勝戦と決勝戦の応援に行きました。準決勝は、終始こちらのペースで試合が進行しました。前日、優勝候補に競り勝っている我がチームは、攻守ともにまったく隙なく圧倒的な強さを示して勝利しました。「ついにここまで来たな。これまで先輩が夢にまで見た舞台や。先輩の積み重ねがあって今日がある。先輩の分まで頑張りや!」昼食をとっている選手にそんな言葉をかけもしました。相手の洛南中学校は、流石に決勝まで勝ち進んできたチームです。攻撃のしどころでは、うちとは正反対のスモールベースボールで畳み掛けてきます。応援団の声もひときわ大きいです。ノーアウト満塁の大ピンチを一度は切り抜けたものの、次のピンチでは3点を失い負けることになりました。
 試合に負けて悔しいけれども、嬉しいことが二つあります。そのひとつが選手の態度です。特にキャプテンは、表彰式の間も直立不動の姿勢を一度も崩すことがありませんでした。立派でとてもカッコよかったです。泣いている者は多くいましたが、全員が、決勝まで戦った満足感と決勝で敗れた不足感とをもって次の大会へ挑む決意を抱いていることを感じました。
 現在、野球部は花山中の看板のような部になりました。放課後にお客様がいらしたら、彼らの挨拶と練習の様子を大いに褒めてくださいます。そんな彼らが、ようやく結果を出したのです。これで更にモティベーションを高く保つことが出来るでしょう。その場に居合わせたことが喜びです。「教師をしていてよかった。」そんなことを思えた週末でした。