『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/05/01
- 更新日
- 2014/05/01
校長室から
「精神が技術を高める」
「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」江戸時代の俳人、山口素堂の俳句で、元々は「目には青葉 …」であるらしいです。もう17年も前になります。幼稚園でこの句を学んできた長男が、家で一生懸命解説をしてくれました。亡くなられた当時の園長先生が、この時期になると園児たちを正座させてこの句を吟じ、解説されたそうです。3年後、下の息子も同じように話しました。
5月になりました。薄桃色の花で美しかった蹴上の桜並木が、今は緑になって目に鮮やかです。浄水場のつつじも徐々に咲きつつあります。先日、「涼しい」という言葉を久しぶりに使いました。気温が低いときに使う言葉には2つあります。「寒い」と「涼しい」ですが、前者が不快感を表すのに対して、後者は快の感情を表現しています。気温の低いことを快く感じる季節が到来したということです。
29日の午後、女子バレー部と男子バスケットボール部の試合を応援に行きました。
3年生が3人しかいないバレー部は苦戦を強いられました。それでも、随所に輝くプレーが見られました。キャプテンの思い切りの良いスパイクが決まる、あるいは皆の強気のプレーで得点が入るたびに応援席も一体となって飛び跳ねて喜び、盛り上がりました。弱気でミスを重ねるところを反省し、夏の大会では悔いのない戦いをしてほしいです。
試合翌日の昨日、部活動はオフだというのに3年生たちが集まって自主練習をしていました。そうです。ミスが続く時、それを止めるのは3年生の役割です。「私に任して!」そう言って構えられるようになるまで練習を積み重ねてほしいと思います。
一方、男子バスケットボール部は劇的な逆転で見事に勝利を手にしました。第4ピリオドが始まるときには9点差をつけられていました。観ている我々も一時は『ダメか!』と思ったものです。ところが、一体どうしたのでしょう。選手の“ヤル気スイッチ”が一斉にONになりました。ビシバシ相手のパスを奪い取ると、面白いように得点を重ねました。それまでの30分余りの戦いが嘘のように、体は軽く動きは速いです。シュートの成功率も一気に上がり、見る見るうちに逆転しました。あの5分間の映像を誰か録画していないのでしょうか。きっとよい道徳の教材として使えるのではないかとさえ思います。フリーシュートで同点に追いつかれた後も、うちの優勢は変わりません。流れを相手に渡さないように攻め続けた結果です。ベンチの指示でしょうが、素晴らしい采配だったと思います。
試合後、感涙しているキャプテンを見つけました。チームが一つになり爆発的な力を発揮しました。やりきった満足と感動の涙であったのでしょう。こういう涙のあることを是非とも覚えておいてほしいです。とても美しい涙でした。
3日からは、他の部の試合も本格的に始まります。奇跡的とか神がかり的とか、そんなことは決して自然に起こるものではありません。ベンチや応援席も含めて皆の気持ちが一つになって精神力が高められることで、驚くような技術力が発揮されるのです。
GW、感動的な試合をもっともっと観たいです。是非見せて欲しいです!