『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/02/17
- 更新日
- 2014/02/17
校長室から
「重圧」
ソチオリンピック、スキージャンプのラージヒル。7度目の挑戦で、ついに葛西選手が銀メダルを獲得しました。40歳を越えてからもWカップで勝利し、今なお体力の衰えをみせない彼は、外国人選手からもレジェンド(伝説)と呼ばれているらしいです。期待されたノーマルヒルでは8位に終わり、メダルには届きませんでした。彼の活躍を楽しみにしていただけに、『やっぱり無理やったか。』と落胆もしたものです。しかし、競技後の彼のコメントには落胆や悲壮感はなく、力強いものでした。笑顔さえ浮かべて「ラージヒルの方が得意なので、次に頑張ります!」と言ってのけたのです。自分自身にプレッシャーをかけ、見事にそれに打ち勝って有言実行した彼は本当に素晴らしいです。
一方で、国民の期待を一身に背負い、プレッシャーに押しつぶされたような格好になったのが高梨沙羅選手かもしれません。Wカップでの年間最多優勝記録を持ち、「金メダル確実」「金メダルへの最有力候補」と言われ続けたプレッシャーは相当なものだったでしょう。彼女は、現在17歳。まだまだ選手生命は長く、次のオリンピックにも期待がもてるだけに、今回の経験がトラウマにならないことを祈るばかりです。
また、スノーボードのハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢選手と、銅メダルに輝いた平岡卓選手のインタビューに共通するのは、「楽しめた」です。プレッシャーはなかったのでしょうか。もちろんそうではなく、それを乗り越えた結果なのだとは思いますが、あのインタビューでの言動は、まるでプレッシャーとは無縁のところで戦っていたかのように見えました。平野選手は現在中学3年生で、平岡選手は高校3年です。TVのインタビューに答える姿は、葛西選手のようにガッツポーズをして全身で喜びを表すのではなく、ゆっくりと落ち着いた口調と堂々とした態度でした。おそらく、これまで何度もこういうインタビューに答えてきて慣れているからでしょうが、初めて見た私は、『これが10代の若者の受け答えだろうか?!』『彼らにはプレッシャーがなかったのか?!』と本当に驚かされました。
さて、今日は公立高校の前期試検。入試制度が改革されてはじめての試検です。本校の3年生が自分の力を100%発揮できたことを祈るばかりです。一週間前には私立高校の入学試験がありました。既に合格発表も終わり、進路の決定した子も少なくありません。それぞれのテストの事前指導で話したことを少しだけ紹介します。
私立高校の入試事前指導では、緊張感を味方につけろと語りました。緊張感がないと力は発揮できませんが、緊張し過ぎてもいけません。公立高校の事前指導では、出来ない問題にぶつかった時に慌てるなと強調しました。焦って慌てて自分を見失うことは最も怖いです。
プレッシャー、緊張、重圧、いずれの言い方にせよ、これらは意外に強敵です。大事
なのは、これから逃げないこと。背負って味方につけることです。
がんばれ、3年生諸君!
※ 写真は、NHK NEWS WEBより