『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2014/01/25
- 更新日
- 2014/01/25
校長室から
「確認と修正」
19日(日)の朝はたまげました。窓の外が一面の雪景色だったからです。学校へ行って仕事をしようかと思っていましたが、すぐに諦めました。ノーマルタイヤの私の車では行くことができないし、バイクは論外だからです。
とりあえず愛犬の散歩のために外へ出ました。檸檬も一面の真っ白な世界に戸惑ったのか、行き先を間違えました(?)。「犬はよろこび、庭駆け回り…」自分の足が埋まるほどの積雪に初めて出会ってどうするのかと思いきや、すぐに跳びはね駆け回り出しました。顔も雪だらけです。この辺りは、小さな子どもと同じです。息子たちが雪を見てほたえて(はしゃいで)いた頃のことを思い出したりもしました。
さて、来月の「人権交流京都市研究集会」に向け、昨年末から実行委員として数々の会議に出席しています。基調提案を考えたり、分科会の内容と構成を考えたり、通常の勤務を終えてからの会議なので結構忙しいのですが、これが意外に悪くありません。というより、人権教育について改めて深く考えるよい機会となっており、忘れかけていた感覚が呼び覚まされるようでもあります。同時に、現在の自分の生き方や本校のあり方についても考え直すよい機会を得たと嬉しく思ってもいます。
第3分科会では、一昨年度に本校の夏の研修会に来ていただいた井上新二先生に基調講演をして頂くことになりました。これまで、井上先生からは本当にたくさんのことを学んできました。同和教育について、学級経営について、教科指導について、最近では学校経営についてもエールと示唆を与えていただいています。同和教育については、時には厳しく教えて頂き、今なお感謝しています。また、京都教師塾の立ち上げの時期にご一緒させて頂いた折には、教師教育についても様々なヒントを頂きました。
先日の分科会の打ち合わせの時に、先生がたまたま指導案の書き方について話されました。以前にも聞いたことがあり、それ以来、“先輩から教わったこと”として若い人にも伝えてきましたが、もっと多くの人たちに知ってもらいたいのでここに記しておきます。
「指導案を書くのは、遠足の下見へ行くようなもの」という話です。
遠足で山登りに行くとしましょう。当然前もって下見に行くことになりますが、果たしてその目的は何でしょうか。コースの確認は当たり前です。危険箇所を発見すること、危険箇所に行かないための対策を考えることが重要な下見の目的です。思想案を書く際には、児童生徒のつまずき(危険箇所)を予測して、その対策まで書き込みましょう。そんな指導案を書くためのコツは、クラスの中の一番しんどい子の顔を思い浮かべながら書くことです。
先日、珍しい降雪で世界が真っ白になったことで、町が全く異なって見えました。そして、そのことで気持ちが新たになりました。それが如く、たまには教育の原点に立ち返ることで、現在の自分の立ち位置や視線の方向を確かめたり、それを修正したりもできます。確認と修正、いつでも、そしてどんな場面や立場でも、これは大事なことです。