学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/12/06
更新日
2013/12/06

校長室から

「育てたい人間像」
 「校長先生、今日の話よかったよ!」12月3日の人権学活の最後に、放送で全校生徒に向けて話した内容を褒めてくれたのです。校長室に来たのは1年生の女子が2人。部活動の友達と一緒でした。「あなた、そんな言い方失礼でしょ!」もう一人がたしなめました。確かに、やや上から目線での発言ではあります。(笑)でも、率直に言って嬉しかったです。「ありがとう。それはよかった。」素直にそう返しました。
 別な場面で、今度は2年の男子とその話になりました。その生徒はマザー・テレサの話に心が響いたのだということです。先の子にも、どこがよかったのか訊いておけばよかったと思いました。
 3年前のこの時期にはマザー・テレサについて詳しく話をしました。その時も強く印象に残ったという生徒が何人かいてくれました。今の生徒たちにはできていないので、この際マザー・テレサについて触れておきたいと思います。
 ☆マザー・テレサ(1910〜1997)☆
 カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。カルカッタ(インド)で始まった貧しい人々のための活動は、後進の修道女たちによって全世界に広められています。その活動が高く評価され、1079年、ノーベル平和賞を受賞しています。彼女の語録はたくさん残されていますが、最も有名なのが、先日の放送でも使った「愛の反対は、憎しみではなくて無関心です。」であります。また、以下の受賞式でのスピーチは全世界の人々の心を打ちました。「私は皆さんが考えておられるようなノーベル平和賞の受賞者には値しません。でも、誰からも見捨てられ、愛に飢え、死に瀕している世界のもっとも貧しい人々にかわって賞を受けました。私には、受賞の晩餐会は不要です。どうか、その費用を貧しい人たちのためにお使い下さい。私に与えられるのは祈りの場だけしかないのですから。」
 更に、授賞式後の記者とのやりとりも紹介しておきたい。
記 者:「世界平和のために、私たちのできることを教えて下さい。」
テレサ:「家に帰って、家族を大切にしてあげて下さい。」
 先日、ある高等学校の校長先生と話す機会がありました。本校の取組に強い関心を示されている方です。取組について色々と質問され、嬉しくそれに答えた後、最後の質問を受けました。「どんな生徒を育てたいのですか?」『待ってました!』とばかり、次のように答えました。「人から好かれる賢い人間です。」世の中に賢い人はたくさんいます。しかし、「いくら賢くても、あんな奴は…」と非難される人もいます。じゃあ、“人に好かれる…”とはどんな人物でしょうか。人の気持ち、とりわけ人の痛みが分かり、相手の立場や意識に立って判断や会話、行動の出来る人です。
 狭義の学力はもちろん大切です。しかし、それと同じくらいにこのことが大事だと思います。花山中学校では、教科学習と合わせて道徳学習や人権学習を通して心を耕し、「人から好かれる賢い人間」を育てていきたいと、今その目標を再認識しています。