学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/11/26
更新日
2013/11/26

校長室から

「旧友との再会」
 「澤田先生じゃないですか?」23日の昼、うどん屋で突然そう声をかけられました。
「あっ!」顔を見た次の瞬間、脳をフル回転させました。顔は覚えているのですが、「どこでどうして出会った人だったか!?」名前を示されてすさまじい勢いで記憶が呼び覚まされていきます。その間約3秒。今回の所要時間は短い方でした。
 毎年「全国人権・同和教育研究大会」に出かけますが、今年もこういう再会の場面がありました。これが楽しみでもあります。人権教育や道徳教育に関わってきたことで全国各地に知り合いができました。土曜日に出会ったのは長崎県の森田繁先生です。彼は、12年前に内地留学のような形で当時勤務していた中学校へ2週間の研修にやって来た人です。現在は長崎県教育庁で課長補佐をしています。当時はそんな制度のある教育委員会が他にもあったようで、その前の年にも鳥取県米子市からも同じような先生を受け入れたことがありました。(因みに、この人とも愛媛大会の時に偶然温泉の中で再会しました。)
 このように単身で学校に乗り込んでくるような彼らは、大抵の場合“やり手”です。仕事ができるのは当前で、何より生徒を見る視点が共通していたため、深い関係になるのに時間もかかりませんでした。森田先生が、当時の学校にやって来たのは、丁度現在花山中で行っている「学習発表会」のような活動に取り組み出した初年度の、発表会直前のめっちゃくちゃ忙しい時期でした。彼は当然のようにスタッフの一人として動き、発表が終わった後には子どもの活躍を共に大いに喜んだものです。毎晩のように食事にも出かけました。ちょうど今頃の時期で、ウィークエンドなどはホテルがとれていないこともあり、そんな日は学校の和室で寝たり教師の家に泊めてもらったりしていました。
 そんなことを思い出しながらうどんを食べていると、彼が戻ってきました。自分は一人で来ているので、差支えなかったら夕食の席に混ぜてほしいというのです。花山中のメンバーがそれを断るはずもなく、連絡先を受けとりました。
 突然の珍客を迎えた夕食は大いに盛り上がりました。お互いの記憶が次々と引き出されます。花山中のメンバー達も上手く聞き役に回り、一緒に楽しんでくれました(と思っています)。「この再会を大事にしないと、きっと後悔する」そう思ってうどん屋に引き返してきたのだそうです。前号で「繋がり」のことを書きましたが、このようにして旧友と再会できたことは、まるでフィクションのようです。(しかも「繋」と彼の名前の「繁」は文字も似ています。)
 既に彼はうちのメンバーとも仲間になりました。おそらく今後は私の居ないどこかで出会っても、お互いを懐かしみ楽しく会話を交わすことになるでしょう。
 先週には大学の同窓会がありました。埼玉や鳥取、石川からも30年ぶりに先輩や後輩が集まってきました。大人になればなるほど交友範囲が広がることを実感もしました。
「友は人生を豊かにしてくれます。」徳島での旧友との再会で改めてそう感じています。