『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/11/20
- 更新日
- 2013/11/20
校長室から
「繋がりと広がり」
先週の13日(水)、ボランティア団体「スコップ団」の団長である平了(たいらりょう)氏に講演をして頂きました。スコップ団とは、東日本大震災の復興にあたって活動を始めた団体です。淡々としてはいるが意思と根性の強さを感じさせる平氏の口調に、生徒だけでなく教職員も保護者の方も引きつけられました。TVでは報道されないような生々しい話も聴きました。生きている人たちに対して水や食糧を配る人が多い中、彼らは死体の腐敗を防ぐためのドライアイスを手配し死体安置所に配り歩いたそうです。一軒の家や家財道具を徹底的に綺麗にするという活動も行ったとも聞きました。「他にすることがあるだろうが!」そんな批判があったらしいのですが、それも頷ける話です。「人助けに理由なんていらねぇ。」と、自分たちが正しいと思ったことに黙々と取り組む姿は、やがて人々の共感を得ていきます。3人で始めた活動は、今やその団員数が7000を越えるものとなりました。
平さんを紹介してくれたのは、現在高校3年の卒業生です。自分の出来る何かをしたいと震災の現場に出かけ、スコップ団を知りました。そして、後輩に平氏の話を聞かせたいと校長室を訪ねてきたのです。彼との繋がりの中で、彼を信じて取り組むことを決断しました。
昨日、平さんの紹介で富山県富岡市からお客様が来られました。平氏が、講演の翌日に行かれた先で本校の話をされ、訪れてみたくなったということです。福祉関係の仕事やPTA活動に携わってこられた彼は、3−3の教室で歌と踊りを披露して生徒を楽しく驚かせてくれもしました。「花山中への思い」が彼をして2時間半の高速道路走行を敢行させました。卒業生が平氏を、平氏がお客様を私たちに繋いでくれました。誠に面白い話です。
14日(木)、大阪府池田市で道徳教育の近畿大会が行われ、研究推進委員長の山口先生が本校の取組を報告しました。上手くまとめられ、親しみやすい口調も相まって会場から大いに指示を受けました。「この学校の教師であることを誇りに思いながら聞きました。」一緒に行っていた先生の直後の感想です。
翌日、長岡京市の小学校の校長先生から電話がありました。自分たちの地域の研修会に山口先生を講師として派遣してほしいという依頼です。もちろん、即座にOKしました。それにしても反応が速いこと。こうして講演依頼があるということは、本校の研究が評価されている証であり、こんなに嬉しいことはありません。
取組から研究や人との繋がりが広がっていきます。振り返ると、こうした繋がりに随分と助けてもらってきました。夏の研修に来てくれた森口先生、昨年度、愛媛県や鳥取県から研究発表会に来てくださった方々、立命館大学の学生や京教大大学院で学ぶ現職の先生方。大切にしてきた関係性が、花山中の教育活動を更に活性化しています。
これからも、出会いを繋がりに変え、それを広げていきたいです。