『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/11/12
- 更新日
- 2013/11/12
校長室から
「輝くとき」
11月3日(日)、今年も東部文化会館で吹奏楽部のフェアウェルコンサートが行われました。これに行くのは今年で4回目。毎年大変楽しみにしています。1年生から3年生までが揃って演奏する最後のコンサート。3年生にとっては最後の本番の舞台です。3年生にとっては勿論、下級生にとっても特別な演奏会のはずです。
開幕。先ずはシンフォニックステージ。クラシカルな曲が奏でられました。その中には夏のコンクールで演奏された曲も含まれていました。鉄琴の正確で美しい調べ、注意深く打つシンバル、丁寧で繊細な音を奏でるピッコロ、みんなの真剣な表情、夏のコンサートホールが思い出されました。緊張感が続きます。曲の終了と同時に今回も“ヨッシャー!”と小さく声が出てしまいました。その後のムービーステージもポップスステージも大変楽しい演出がされていました。客席にいる者を引きつけ、いとも簡単に味方にする、これこそが花吹の真骨頂です。楽しい舞台はあっという間に終わってしまいました。
演奏後に卒部式が行われました。顧問の先生から一人ひとりが紹介されます。細くて小さくて頼りなさげだった子たちが、本当に立派になりました。今や、自分たちの5倍近い人数の後輩たちを見事に引っ張り、主将と副将を中心に皆が大いに頼りにされています。
花束を抱えて花道を歩く3年生に声がかかります。1・2年生は舞台上から、そして客席後方からは卒業生です。毎年思いますが、この取組が、いやこの部が多くの先輩に支えられ、後輩へと受け継がれていくことを象徴するシーンです。子どもたちの顔には涙があります。微笑もあります。満足感に満たされた表情です。全員がキラキラと輝いて見えました。
生徒が輝くといえば、先週は2年生が「生き方探究チャレンジ体験」に出かけました。授業時数確保のために昨年度から3日間にはなりましたが、様々な事業所で仕事体験をさせて頂いています。事業主さんへのご挨拶と生徒の勤労する姿を見たくて出来るだけたくさんの職場を訪れたつもりです。「校長先生、3日間今か今かと毎日待ってたんですよ!」訪問できなかった職場にお世話になっていた生徒から金曜日の夕方にそう言われ、大変申し訳なく思いました。「本間に、ゴメンネ!」
「とてもよくやって頂いています。本当によい生徒さんですね。」今年も行く先々で事業主さんからそう言って頂きました。「至らないところがあれば、どうぞ遠慮なく叱ってやって下さい。それが一番の勉強ですから。」挨拶の中で繰り返しそう言いましたが、内心ではそんな場面がないことは十分に分かっています。どの子どもたちも自慢の子たちなのです。生徒の中には、最も希望した職場に行けなかった子もいます。不安や、場合によっては不満をもって仕事をはじめた子がいたかもしれません。しかし、仏頂面で働いている子は一人もおらず、私が見た全ての生徒は、活き活きと活動し輝いていました。
一つひとつの経験を確実にものにしていく生徒とそうさせていく教職員、それを温かく見守ってくださる保護者や地域の皆さまが、花山中学校を輝かせ続けているのです。