学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/10/23
更新日
2013/10/23

校長室から

「ねばりとがんばり」
 今日から2日間、花山中学校では「第3回定期テスト」です。昨日の放課後、各学年で「学習会」が行われているということでブラっと見に行きました。「校長先生、元々社会の先生やんな!?」と社会科の質問を受けたり、数学の2次方程式に取り組む生徒の横でアドバイスをしたり、結構よい時間を過ごしました。「あっ、そうか!やっと納得できた!」「あれっ、できました。何か分かりました。」という生徒の言葉には何とも言えない喜びとやりがいを感じます。教師は、やはり教えることが主な仕事で、理解出来た瞬間の生徒の目の輝きを見るのが何よりの楽しみです。管理職になって以来、そういう場面から離れているので、時にはこうして教えてみるのもよいものです。
 ところで、私は常々学習は一人で行うものだと思っています。昨日の数学の場合で言えば、彼が、私と一緒に(私の指示に従って)解けた問題を、家へ帰ってからもう一度自分の力でスラスラと解けるところまで練習していてほしいと思うのです。同じ問題を何度も繰り返し解くうちに「あっ、そういうことか!」「なーるほど!」と気づき納得できることが必ずあるものです。私のように数学を苦手としてきた者にとっては、先生の説明を聞いて、頭で「分かった」だけでは「理解した」というところまで行き着けません。先生の説明や教科書の解説を頼りに練習を繰り返すうちに“自分なりの納得”を得る瞬間があります。その時はじめて「理解した」という境地に辿り着けるように思います。
 実は、私がそういう経験をしました。高校2年まで、数学は大の苦手教科でした。点数はそこそことってはいましたが、やり方だけを覚えて答えを導いていたにすぎませんでした。数学の移項などまさにそうでした。「イコールを越えたら符号が換わる」それだけを覚えて計算しました。「なぜそうなるのか?」は不必要だったし理解もできませんでした。ところが、高校2年のある時、何かの拍子に私の脳内のシナプスが一気に繋がった瞬間がありました。移項、解の公式、2次関数、図形の問題に「は・じ・き」や濃度の問題など、答えに辿り着くやり方だけを知っていた諸課題の謎(なぜそうなるのか!?)が一気に解決したのです。将に覚醒した瞬間であったとさえ思います。そのときの驚きというか喜びというのか、モヤモヤしていたものが一気に晴れていく感覚は今もはっきりと覚えています。その時以来「数1」が得意科目に変わりました。そしてそれ以来、次のことを確信しています。
「時間をかけて努力し続ければ、必ず生まれ変わったように閃く瞬間が訪れる。」
 生徒諸君、どうか時間をかけて勉強してほしいと思います。多くの勉強の苦手な人は、「分からない」というその瞬間に諦めてしまうのです。「分かりたい」という気持ちを強く持ち、時間をかけて取り組めば、突然目の前が明るくなる瞬間が訪れます。それは、勉強以外のスポーツなどでも同じで、同じ練習を繰り返すうちに突然できるようになるものです。大事なのは、納得できるまで時間をかけて繰り返す「ねばり」と「がんばり」なのだと思うのですがどうでしょう。