『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/10/08
- 更新日
- 2013/10/08
校長室から
「主人公は3年生」
合唱コンクールという学校行事に、学生ボランティアとして初めて参加させていただき、生徒として参加していたときとは異なる気持ちをたくさん抱きました。
合唱コンクールが始まる前の朝学活、それぞれのクラスから聞こえる生徒たちの歌声と先生の激励の言葉で涙が出そうになりました。全員で1つのことに取り組んでいる姿勢は、どのクラスも本当にかっこよかったです。合唱コンクールが始まり、それぞれのクラスの曲を聞いていると、懐かしいものがいくつかありました。私が中学時代に歌った曲もあり、その当時のことを思い出しました。懐かしい気持ちと同時に、「はっ」と気付いたことがあります。教師になったら、子ども達と一緒に練習したことや、笑ったこと、怒ったことも、1つの思い出としてその曲に積み上げられていくのだと激励を飛ばしながら見守る先生方を目にして、感じることができました。
最優秀賞を目指して一生懸命歌っている子ども達、その姿を見守る先生やたくさんの保護者の方……温かさを感じた1日になりました。
この4月から“学生ボランティア”として生徒に関わってもらっている原愛美さんから寄せられた感想です。彼女は現在大学3回生。教育実習も未経験で、どちらかといえば生徒に近い立場なのかもしれません。そんな彼女が、初めて合唱コンクールを教師の立場から体験しました。審査員をしながら生徒の様子を観察し、舞台転換を手伝い、担任の先生の生徒への関わり方を見ていました。自クラスの発表が終わったとき、歌いきった生徒の姿を見て涙する担任の先生の姿には、特に強烈な印象をもったようです。
学校祭文化の部が終わりました。とてもよい2日間であったと思います。特に合唱コンクールでは、3年生が見事な活躍を見せてくれました。前々号にも書きましたが、昨年度の3年生の合唱は素晴らしく、それを乗り越えろと呼びかけてきました。直前まで揉めている学級があると聞きました。指揮者が「棄権しよう!」と言いだすクラスもあったようです。『3年生がこけたらシャレにならん』『3年生が主人公にならんとアカン!』心配で仕方ありませんでした。特に、練習時間が不十分だった学年合唱には不安がありました。「学年合唱を頑張れよ」3年生の男子に同じようなことを言い続けました。「校長先生、任せてください!」「OK。大丈夫!」割と軽く答えが返ってきて、余計に心配になっていました。
“Amazing!”3年生の学年合唱が終わった瞬間、隣にいたALTのベン先生がそう言いました。指揮をした女子が涙を流しながら帰ってきました。私の頬にも涙が伝っていました。3年生の大きな声の美しく力強いハーモニーに、会場全体が驚きと感動の空気で満たされました。各学級の合唱も素晴らしい出来栄えで、どのクラスが最優秀賞を獲得してもおかしくなかったと思います。これでまた来年度、「去年を越えろ!」と言えます。そのことが何より嬉しいです。
さあ、次は体育祭です。どの学年にも全力を発揮して頑張ってほしいです。でも特に頼むぞ、3年生。花山中学校の主人公は君たちなのです。