『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/10/02
- 更新日
- 2013/10/02
校長室から
「たった1回だから」
いよいよ明日から「学校祭文化の部」が始まります。合唱コンクールの曲目や指揮者と伴奏者の決定等、早いものでは夏休み前からその取組は始まっています。夏休みが明けて本格的に練習が始まりました。特に、先月の17日からは、連日7時間授業にして6・7時間目に取り組んできました。私も毎日、カメラを手に各階各教室を訪れ、子どもたちの活動の様子を見てきました。「校長先生、本番までは見に来んといて!」そんな風に言われた学級もあります。気持ちが分かるのでその言葉を尊重しました。一方で、「校長先生、聴いててください!」「校長先生、(作品を)見て!」そんな風に言われ、『私の存在が少しでも励みになるのであれば…』と喜んで教室を回ったものです。
練習を見ながら大笑いしたり、恥ずかしながら感涙したりもしました。そして、そこでたくさん“いい顔”を見ました。何かに熱中しているときの顔は実にいいものです。熱中しているときには、全身が充実感で満たされるからでしょう。
「今日の続きを早くやりたい!」ベッドの中で翌日のことを考えながら、午後からの取組を楽しみに学校へ来ていた生徒もいたのではないかと思います。
明日は、オープニングセレモニー、各学年の学年劇、吹奏楽部の発表、展示鑑賞が予定されており、明後日は東部文化会館で合唱コンクールです。これらはどれも1回きりの勝負です。これまで一体何時間をかけて取り組んできたでしょう。先生に厳しく指導され、反発を覚えたことがあったかもしれません。クラスの仲間と対立したこともあったと思います。上手くいったこともそうでなかったことも、それらはすべて、この一回の為にあったのです。映画やビデオ作品をつくるのと異なり、やり直しや取り直しがきかない分、本番のたった一回に緊張感があります。「もう一回やりたい!」「もっと大きな声を出せたのに!」「暗転のタイミングが遅れた!」そういう“もう一度”がないからこそ、これらの取組には値打ちがあるのです。どうか、関係者全員が緊張感をもち、連携をとり合って、その「たった一回」に持てる力のすべてを傾注してほしいと思います。
とまあ、ここまではえらく説教臭く綴ってきましたが、とにかく、明日からの2日間、生徒も教職員も、そして保護者の皆さんも大いに楽しみたいと思います。文化祭の楽しい雰囲気は、決して自然に出来あがるものではありません。その中で楽しんでいる人間がいること、学校中に笑顔が溢れていることで出来上がってくるのだと思います。
周りを見てみてごらん。魅力的な人は、常にアクティブでポジティブでアグレッシブに活動しているものです。「誰かが楽しませてくれる」なんて思っている人はいませんか。自ら楽しもうと、すべての取組に全力を発揮しましょう。
みんながそう心がけるだけで、きっと明日からの文化祭に楽しい雰囲気が出来上がります。さあみんな、「たった一回」に全力を尽くすのです。