学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/09/11
更新日
2013/09/11

校長室から

「2020年に思う」
 9月8日(日)の早朝、2020年のオリンピック、パラリンピックの開催都市が東京に決まりました。実は、私も超早起きしてロゲ会長の「トキョウ」をライヴで聞き、ガッツポーズをとった一人です。前夜の最後のプレゼンテーションも、45分間注意深くその中継を見ました。今回の招致に対して、当初東京が不利な理由の一つに、国民の機運が盛り上がっていないことがあっと聞きますが、私のような人間がいたことを思えば、最終的に盛り返すことができたのではないかと思います。マスコミをうまく使ったなとも思いまさす。これまでの招致活動の際、果たして、プレゼンテーションの場面の中継などあったでしょうか。
 2020年といえば今から7年後です。間違いなく選手の世代交代が起こるでしょう。今の中学生が20〜22歳になることを思えば、競技によっては主力選手になるかもしれません。我々の仲間の指導者の中には早くもプレッシャーを感じている人もいることでしょう。私事で言えば、退職の年に当たります。その時一体どうしているでしょう。どんな立場でどこで仕事しているのでしょうか、想像するのは難しいですが、それまで、意外に“あっ”と言う間なのかもしれません。
 さて、プレゼンテーションの様子を見ていて感じたことを綴っておきます。
 これまで、アメリカ大統領のスピーチを聞いて「カッコええなあ!」と思うことが度々ありました。どこかで日本の総理大臣や閣僚、皇族の演説と比較してそう感じたのかもしれません。ところが、今回は違いました。声のトーン、身ぶり手ぶり、表情、語学力、その全てにおいて『日本人もこういうことに慣れたもんだ!』と感じました。その中でも、私が特に気持ちを引きつけられたのは、高円宮久子殿下、佐藤真海さん、滝川クリステルさん、そして阿倍晋三首相の4人です。フランス語もあって、当然すべて理解はできませんが、出来れば日本語の同時通訳なしで聴いていたいとさえ思ったくらいです。内容だけではありません。画面に映しだされるスチールやムービーも効果を高めました。それとは別に感心したのは、質問に対する猪瀬直樹東京都知事と阿倍晋三首相の答弁でした。猪瀬知事は、先に答えた人の内容が質問の的から外れているのを察知し即座に答え直しました。大変機転の利いた行動、的確な回答だったと思います。また、阿倍首相は、原発に対する不安を一瞬にして拭い去るような、科学的な根拠も示した見事な回答をされました。後に、首相の答弁に対して「本当にできるのか?」「世界に向かって断言した責任は大きい。」などという批判の声が聞こえてきたりもしましたが、私には一国のリーダーとしての気概と誇りが感じとれました。
 知識や理解力に代わって、学力の中身が思考力・判断力・表現力になって久しいです。本校でも、特に表現力に重点をおいて取り組んできましたが、その正しさに気付かされた思いがしました。あと7年間。教師で居られる限り、表現力豊かな生徒を育てていきたいと思います。
※写真は、東京オリンピック招致委員会公式サイトからとりました。