『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2013/08/30
- 更新日
- 2013/08/30
校長室から
「新たな学びの始まり」
つい先日までエアコンがないと寝られなかったのに、ここ二〜三日の明け方は掛け布団がないと寒いくらいになりました。そう言えば、朝の空には秋の雲が浮かび、夜には虫が鳴き始めています。季節は確実に移り変わっています。秋の到来です。
さて、秋といえば学校では様々な行事が計画されています。学校祭文化の部に体育の部。学習発表会などがそれです。最近は、授業時間の確保のため取組に時間のかかる内容は避けられる傾向にあります。文化祭では、絵画や書写、技術・家庭科の作品や夏休みの課題など、学習の成果物を展示するだけの学校も多いと聞きます。また体育祭は、練習を重ねなくてもできる種目のみで進行するやり方が増える傾向にあります。そのような中で、本校では今年も劇や合唱、各学級での展示作品づくりに取り組みます。更に、体育祭でも集団演技を行うことが決定されました。これらの取組には時間も労力もかかりますが、やり遂げたときの喜びはひと際大きいです。また、取り組む過程に様々な学びもあります。
3年前の私が赴任してきた年の当初、授業に入らず学級や学年の取組にも参加しようとしない生徒が3年生の中に少なからずいました。しかし、各クラスの生徒や先生方が根気強く引っ張り、学校祭の取組期間中に集団に入るようになった生徒が多かったです。その様子を見るにつけ、公立中学校の存在意義と、公立中学校に勤務する教職員が何を大切にしなければならないかを思い知らされたような気がしたことを思い出します。
また、昨日から学校運営協議会の委員の皆様が生徒達との活動をスタートされました。夏休み前から、何度も来校されて計画を練ってこられた図書館活用部会のメンバーの皆さまです。文化図書委員会で自己紹介をされる姿に『いよいよ始まるな!』とワクワクする気持ちになりました。今後いくつも課題と改善点が出てくるとは思いますが、本校において、地域の皆さまが学校教育に参画されるという画期的な瞬間が訪れたのです。子どもたちは、驚いた様子も意外な様子も示さず、反応は決して悪くありませんでした。これまでは、子どもの学習を参観されることはあっても、参画されることなどなかった皆さまです。今後、図書の整理や貸し出し、「小学生への読み聞かせ」の活動に関わっていって下さることになりますが、昨日の様子を見ていて全く不安はなくなりました。
夏休みが明けて、本格的に学校が動き出しました。今後にはたくさんの行事が計画されています。同時に新たな学びが様々に始まるわけです。仕掛けは作りました。ここからは子どもたちが自ら感じて学んでほしいと思います。「今、こんなことを学んでいるんだ。」と意識をすること、感じることは大切です。そうでなければ、よい学びをしていても、それと気付かずに済んでいくことも多いからです。一方、子どもは放っておいては気付けないこともあります。そんな場合には気付かせなければならないでしょう。「今、あなた達はこんなに素晴らしい学習をしているんだよ。」その一言が子どもを大きく伸ばします。