学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/07/26
更新日
2013/07/26

校長室から

「ひと区切り」
 夏休みに入って以来、毎日部活動の応援に市内を駆け回りました。お陰で、選手や顧問の先生に負けないくらいに真っ黒です。また妻から厳しく指導されるかと思うと、自分の健康や皮膚の心配よりも、そのことの方が気が重いです。
 今日は、朝から京都市道徳教育研究大会に参加しました。そこで小学校の先生の模擬授業がありました。「今の命を精一杯生きる」という主題で、『たったひとつのたからもの』を資料とした授業です。ご両親が秋雪くんと過ごした6年の日々を紹介する明治安田生命のCMはあまりにも有名です。これを使った授業をこれまで何度も見ましたが、今日のもよく工夫されており、大変参考になりました。また、授業後、関西外国語大学の小寺正一先生が講評をされましたが、こちらがまたよかったと思います。「お疲れ様」「素晴らしい」という言葉が何度も出てくる講評でなく、良かったところと改善点、工夫すべき個所や発展させてほしいところなどが適切に述べられ大変勉強になりました。授業を見ていると、色々なことを考え意見をもちます。当然疑問もわいてきます。しかし、講評を聴く中でそれらが解決しすっきりとした気分になりました。「流石、小寺先生!」と今更ながら恩師に敬意をもちました。
 さて、個人競技の陸上と水泳の府大会を残して、チームで戦う運動部活動の今夏の熱い戦いが昨日(25日)終了しました。昨年度までと比べると、府大会や近畿大会、全国大会への進出がなかった分、少々残念ではありますが、子ども達の精一杯に頑張る姿をたくさん見ることができ大変嬉しく思います。歓喜して跳び上がる様、ナイスプレーでガッツポーズを決める姿、負けて泣き崩れるシーン、仲間と抱き合い労をねぎらい合う様子などを、こちらも胸を感動で一杯にしながら見ました。また、テニスの試合では、ナイスゲームを戦い、見事勝利した選手をハイタッチで迎えることもできました。
 こんなに多くの感動的なシーンに居られるのは校長の特権です。他の教職員は、自分も部の顧問をしているため、よほどうまく調整しない限り他の部の試合を見に行くことは叶いません。一方、顧問の先生しかこれらの光景を見ないのでは、選手の活躍の様子が広まりません。先ほどは特権だと書きましたが、しっかり見届け、その様子を教職員や他の部活動の選手、また保護者の皆さまに伝えることは、校長の重要な務めの一つです。
 ところで、満足して部を引退できた者は一体どれだけいるのでしょう。みな何かしらやり残した部分をもっているに違いありません。負けた直後の様子を見ていると可哀想で仕方ありませんが、生徒は意外にさばさばしたものです。次の日にはもうずいぶん前のことのように語ったりもします。昨日、テニスの試合に出られない(団体戦のメンバーではない)女の子と話した内容が印象的でした。「試合に出たい。でも、出たら出たで、すごいプレッシャーと闘わなアカン。そう考えたら、ビミョー!」分かるような気がします。
 3年生諸君、部活動で培った一つひとつの経験は、きっと大切な宝物として君たちの生き方の礎になると思います。長い間ホントにお疲れ様でした。