学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/06/28
更新日
2013/06/28

校長室から

「不安を越えて」
 カラ梅雨と言われた今年ですが、先週末からの激しい雨でそれも随分と解消したのではないでしょうか。そう言えば、雨が降らないとき、TVで流れがなくなってしまった川や、ひび割れた底に草の生えたダムの映像を何度も見せられましたが、あれらは現在どのようになっているのでしょう。厳しい状況にあるときだけを報道せず、回復した模様や回復しつつあるシーンもとり上げてほしいものです。
 さて本日、本校で学校運営協議会を発足させました。ついに、花山中学校も地域立ともいうべき学校、つまりコミュニティースクールとなったのです。
 本校に赴任するまで、教育委員会学校指導課に在籍しました。そこでは、小中一貫教育、教員養成、学校評価、そして学校運営協議会を担当しました。当時も今も教育の喫緊で最先端の課題だといってよいと思います。先進的に取り組んでいる学校の様子をたくさん見せて頂きました。上手くとり入れ活用することによって学校経営が変化し、子どもの学びが変化し、先生の仕事が変化し、学校の在り方そのものが変化していくことも学びました。「学校へ戻ったら、是非ともこれらに取り組んでみたい」その時は、そんな風に思いながら仕事に従事していました。
 教育の現場に戻ったのが3年と3か月前。それらの思いが吹き飛ぶほど、それより先にしなければならないことがありました。一方、小学校との連携による教育など、小中一貫とまではいかないまでも、既にかなりのレベルまで出来ているものもありました。また、以前に勤務していた学校のそれよりもはるかに高いレベルで機能している組織もありました。地域生徒指導連絡協議会、所謂「地生連」です。子ども達の生徒指導に対して、これほど多くの大人が真剣に論議し行動する姿に驚きと共に感銘を覚えました。更に、学校評議員制度のように、それがきちんと機能するようにした組織もありました。そんな中で、いつしか学校運営協議会を発足することは私の意識から遠のいていきました。
 昨年度途中、教育委員会より、文部科学省の指定による学校運営協議会の設置が最終年度になるという旨の連絡と、この機会に本校に設置してはどうかと誘いを受けました。
 何度も考えました。新しい組織を立ち上げるに足るエネルギーが、自分を含めた今の教職員にあるか。組織ができたとして、きちんと機能させていけるのか。保護者や地域の方は全面的に協力して下さるという確信はありました。よく考えると、これほど保護者や地域の方の協力が得られる学校をコミュニティースクールにしない方がもったいないのではないかと思えてきました。昨年度の研究を思い出しもしました。新しいことに取り組むには大きな労力を要しますが、その過程で身につけたものは多いです。研究発表会の日の興奮を思い出したとき迷いはなくなりました。教職員には不安もあったでしょう。やや強引とも思える力で引っ張ってきたと少々反省もしています。
 私たち教職員はいずれこの学校を離れます。しかし、地域に根付いた学校が残れば、そして、子どものためには労を惜しまないという信頼する地域の方が経営に参画する組織が残れば、子ども達は、そして花山中教育は守られ続けます。
 『取り組むからには成功させなければならない!』今はそう強く思っています。