学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2013/06/12
更新日
2013/06/12

校長室から

「今を楽しみ、今を生きる」
 友人が永眠しました。互いに尊敬し合って成長してきた学生時代からの友なので、私にとっては「親友」と呼ぶに相応しい存在です。長い癌との闘いでした。一時は回復したようにも聞きましたが、今年度になって再発したようです。弔辞の中に「誰よりも友達思いの人。その優しさにどれだけ助けられたことか。」という件(くだり)がありました。全くその通りだと思います。学生時代も、社会人になってからも、今思い出すのはどれも励ましや労わりの言葉です。今年初め、不祥事で皆さまにご迷惑をかけた時も、誰よりも早く激励のメールをくれました。
「澤田くん、ドンマイドンマイ。体が大切、気を付けて!! どっこい生きてる○○より 返信不要」これが私のもらった最後の言葉となりました。
 近頃、ライン上にチョットした悪口を書いたことが、友達関係を損ねたり「いじめ」に発展したりする例が後を絶ちません。その一方で、こんなに短いメール文で勇気づけられることもあるのです。言葉を大切に使いたいと改めて思うところです。
 さて先週の6日(木)、本校の伝統行事である「収穫祭」が終わりました。この日、花山中には笑顔があふれました。『出来る限りライブで!』そう思ってHP上に子どもたちや、保護者の皆さま、そして教職員の写真をアップし続けました。その日一日で642件のアクセスがあったところをみると、その関心の高さが伺われます。
 授業時数確保のため、各中学校の春の遠足が随分減りました。この時には飯盒炊さんをしたものです。また、花背山の家での野外炊飯というのもなくなり、今では多くの中学生が、かまどで火を起こす術を知らないようです。そのような中にあって、本校のこの行事は尊いと思います。また、それを思いっきり楽しむ生徒たちをこよなく愛おしいとも思います。
 1−2の学級通信『スマイル』の中に次のような感想文を発見しました。
 会議など少なく、よく分からないままはじめた収穫祭でした。でも、先輩が丁寧に説明して下さったり引っ張って下さったお陰で、とても楽しい収穫祭になりました。なんか、ああいう雰囲気が出せる花山中ってすごいなあって思ったし、来年の1年生に、こんな楽しい収穫祭にしてあげられるか不安になりました。しかし、今の3年生を見習って、何をしてどんな声かけをしたら楽しくなるかを学んで、この楽しい花山中の収穫祭にできるようがんばります!   花吹の演奏もステキやった。
 先輩の存在と、先輩を尊敬する気持ちがよく表れています。また、後輩にどう繋げていくのかという自分たちの責任についても触れられています。何より、「楽しかった」という気持ちが文章全体から感じられる素晴らしい感想文です。6月1日の「収穫祭」では、花山中学校に集った人間が、その瞬間を精一杯に生き、楽しんでいたのだと思います。
 昨日、友人の告別式で祭壇の遺影に向かって語りかけた言葉は自分でも意外なくらい単純でした。「お前の人生、楽しかったか?」「もちろん!」私にはそう聞こえました。