『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2012/03/27
- 更新日
- 2012/03/27
校長室から
「気持ちの切り替え」
毎年この時期は気持ちがスッキリとしません。人事異動によってこれまで共に汗を流してきた人たちとの別れと向き合わなければならないからです。職員室では、忙しそうに机の周りの片づけが続けられています。それを見ると寂しく、何か話したいとは思うのですが、うまい声掛けの言葉が見つかりません。
23日の午後、本校を転退職される教職員の名前を公開しました。それ以降今日まで、何人かの生徒や卒業生がそれらの方々と話をしに学校を訪れています。校長室の扉の向こうや窓の外で交わされる会話を聞きながら、意外に涙がないのを不思議に思っています。今年度の異動者は、本校での勤務の長い人が多く、その分学校や生徒への思い入れは強いはずなのですが…、内示を受けて以来、少し時間があったので、既に気持ちが切りかえられたからでしょうか。だとしたら、どんな切替え方がなされたのか問うてみたい気もします。『十分に頑張ったんだから…』『くよくよ考えたってどうなるものでもないし…』『新しい職場のことで頭が一杯で、とても感傷に浸っている場合では…』『忙しくてそれどころではない』などなど。
とにかく、人は気持ちを切り替えることによって悲しみや苦悩を乗り越えるものです。失恋や大切な人やペットの死。受験や事業の失敗。過日の地震は津波などの天災。上手く気持ちを切り替えなければやっていけないことは多いです。一方、生きている限り、時は流れ次の予定は確実にやってきます。必然的に気持ちを切り替えなければならなくなる場合も多いものです。
さて、京都市の公立学校では、今日から新体制でスタートしました。今回の人事異動で新しい職場に移ることになった者は、新しい職場での勤務が今日から始まったのです。本校にも11名の新着任者が来られました。詳しくは後日書こうと思います。
19日をもって23年度が終了しました。本当はもっとじっくりと時間を掛けて今年度を総括し、次年度への構想を立てたいところですが、時は待ってはくれません。一刻も早く気持ちを切り替えなければならないのです。本当に大変です。
一昨日、7年ほど前から参加し続けている研究会に行ってきました。授業づくりや学級づくりについての研究会です。管理職になってそれらとは距離ができてしまいましたが、教師である以上、興味が薄れることはありません。また、授業や学級の様子を見る時の視点を常に新鮮な状態に保っておきたいとも思います。また、そこに行けば仲間がいます。「少しでもよい授業を作ろう!」「どうしたら、子どもの心を掴めるのだろう?」と授業づくりや学級づくりを工夫している老若男女に会えるのです。
しなければならないことは山ほどあります。それらに優先させて大阪で過ごした1日は、“23年度と24年度との間の、切り替えのための1日”そんな風に自分を納得させました。贅沢な時間を使いましたが、気持ちの切り替えは上手く出来ました。
本格的に24年度の準備が始まりました。これまで各人の頭の中にあったものをいよいよ形にするのです。
新しい年を考えると、ドキドキよりもやはりワクワクの方が大きいです。