『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2012/02/01
- 更新日
- 2012/02/01
校長室から
「真剣勝負」
昨日、面接練習が最終日を迎えました。私の担当はこの4日間で25人。この期間以外に行う生徒も含めると全部で34人になります。正直なところ、不可能とは分かってはいますが、3年生全員の面接指導をしたいです。その位、私はこの取組が好きです。確かに、校長室や廊下で生徒と高校について話をすることはあります。しかし、改まった形で生徒に相対し、進路について話をする場面となると、うんと減ってしまうからです。進路主事の先生から一覧表をもらっているので、全ての生徒の志望校を知ってはいますが、それを話題に直接本人と話をする時の緊張感はたまりません。3年生の担当は確かに何かと厳しい面もありますが、子どもたちが進路を前に一生懸命に悩むとき、その支えになれることは教師の仕事の中でも特に遣り甲斐のあるものだと思います。
さて、面接指導の場面での問答をいくつか紹介しましょう。(※が私)
※「最近のニュースで、特に興味のあるものは何ですか。」 「消費税が10%になるかどうかです。」 ※「あなたは、そのことに賛成ですか。それとも反対ですか。」 「賛成です。」 ※「それはなぜですか。」 「確かに消費税が上がることは国民にとっては負担ですが、高齢化が進む中で福祉や医療などにお金がかかるので仕方がないと思うからです。」
こんな会話は、この時以外あまりできません。また、次のようなものもありました。
※「うちの学校には京都府内から勉強のできる人たちが集まってきます。中学校時代のようなポジションを維持できないかもしれません。自分を見失うことなく努力を続けられますか。」 「はい。できます。」 ※「しっかりと頑張って下さい。」 「はい。有難うございます。」
こちらは、生徒に覚悟を迫るための問です。こういった遣り取りも、面接指導の場面以外で私が行うことはあrません。
※「花山中学校は、どんな中学校ですか。自慢できるところを教えてください。」
「私たち生徒一人ひとりを、本当に大切にしてくれる中学校です。」
面接の場面とは言え、生徒の答えにエネルギーをもらったりもします。
面接指導の場面は、あくまで練習ではありますが、私にとって生徒に向き合う真剣勝負の場です。ここでその生徒の核心を突くような質問を幾つかすることで、意思を固めさせたり、不安を取り除いたりしたいと思って取り組んでいます。
私たちの仕事は、生徒が学校にいる間は常に真剣勝負でないといけません。たとえ休み時間であれ昼食時間であれ、子どもと向き合う場面のすべてで“いい加減”は許されません。談笑しながらも、生徒の行動を褒めたり指導したり…です。
気が抜けないから大変だろうと思われるかもしれませんが、そこにこそ遣り甲斐や楽しさを感じるものなのです。
教師とは、「楽」ではないが「楽」しい仕事だと改めて思います。