学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2011/12/14
更新日
2011/12/14

校長室から

「ちょっとした心遣い」
  花山中学校一年生の皆さま
 寒い季節に入ってきました。元気に勉学や部活動をしておられますでしょうか。
この度 大根を頂戴しました。とてもやわらかくて 甘い大根でした。
 葉の部分もゆでで油いためで とてもおいしく食べることができ お礼を申します。よい体験だったですね。どうか これからも 中学生生活を精一杯楽しんで過ごして下さいますように願っています。
  追伸 大根が入っていた袋もしっかりと作られていて感心しました。
 先日のクリーンキャンペーンの際、1年生が菜園で作った野菜を販売しました。その収益金を東日本大震災で被災された地域に贈るという企画でした。手紙のなかの大根とは、その日に販売されたものです。
 手紙を受け取られた先生は、大変嬉しそうな顔で校長室に来られました。手紙を読んで、私も同じく幸せな気分になりました。
 もうひとつ同じような話があります。
 先週末、学校帰りの3年生数人が、老人が道端でうずくまっているところを見つけました。よく見ると、鼻から出血してもおられたようです。急いで学校に戻って先生に知らせました。その後は、先生と一緒になってその方を家まで送って行ったということです。その日、そういう報告を受けていました。
 月曜日になって、一本の電話が入ってきました。長いこと会っていない知人からでした。彼が言うには、週末の例の老人は、自分の父親だと言います。大変親切にしてもらって、本当に感謝している。自分も花山中の卒業生で、現在の生徒と先生方を誇りに思うとも言っておられました。
 早速、その時の先生に伝えました。生徒たちにも伝えてほしいとも付け加えました。
 もちろん、生徒のしたことは誇れますが、こんなに心が温められるのは、どちらにもきちんとしたお礼があったからだと思います。手紙を書くのにも電話をかけるのにも、必要なのは僅かな時間と労力です。そのほんのちょっとした心遣いでこれほど心が温かくなるものなのですね。
 教育委員会へ書類を提出することがしょっちゅうありますが、私はその際に一筆書き用の便箋に、お礼やねぎらいの言葉を一言だけ書いて添えることにしています。かつて、若い係員がその一筆箋を大切に保管していてくれたことがありました。
 掃除をしている人の横を通る時、「ちょっとごめん。ありがとうね。」と声をかけること。書類を机上に置くときに、きちんと揃えることやメモを添えること。戸口で一緒になった時に「お先にどうぞ!」と言うことなど。そんなちょっとした心遣いが、人間関係の潤滑油になったりもするものです。