学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2011/09/14
更新日
2011/09/14

校長室から

「底力」
 12日(月)、福島県須賀川市立小塩江中学校の3年生17人が、校長先生はじめ3人の引率の先生方と共に本校に来られました。震災で延期されていた修学旅行が実施され、約束通り本校の生徒たちとの交流を図るためです。滞在時間が30分以上延長されるほど交流は盛り上がり、両校生徒にとって大きな収穫があったと思います。
「もうすぐ、小塩江中学校の皆さんが到着されます!」教頭先生の放送に校門付近にたくさんの教職員が出て来ます。玄関では、祭の法被を着た「京炎そでふれ」のダンスチームが控えています。校内にいる生徒も玄関付近にドンドン集まってきました。保護者の方や地域の方もやってこられ、一気に歓迎ムードが出来上がりました。
 校門をバスが入ってきます。その場にいる者全員が温かい眼差しで乗客に手を振ります。車中の人たちが恥ずかしそうに手を振り返します。小塩江中の皆さんがバスを降りた瞬間、華やかなダンスが始まりました。歓迎会の会場へ向かう途中の廊下に野球部員が立ちはだかります。「こんにちは!野球部です。」校舎中に響き渡る声であいさつし、ギャグを交えた歓迎のパフォーマンスが繰り出されます。「これが関西のノリか!?」は、西内校長先生の感想です。その後は会議室に入り、一気に真面目なムードになりました。
 私の挨拶の中心は、「今日のこの出会いをかけがえのないものにしてほしい」というものです。続いて、両校の生徒代表があいさつを交わしました。「沈む気持ちを、メッセージが明るくしてくれた。」以前に生徒たちが送ったメッセージをそんな風に評価してくれました。多目的室に移動すると、そこではブラスバンド部が楽しい中にも迫力のある演奏で歓迎してくれます。続いて体育館へ。「行けー、小塩江!押せー、小塩江!」女子バレー部の大きな声でのエールに、緊張して固まってしまった生徒もいたようです。テニスコートでは、即興で挨拶が交わされました。その自然な感じが好感をもてました。生徒会室や菜園の紹介をして再び会議室へ。そこではPTAの方々が、メロディーベルの演奏と手づくりのお土産をプレゼント。西内校長先生からの感謝の言葉で交流会は終了しました。
 西内校長先生のお話は、その場にいた者だけが聴くには惜しい内容でした。震災が奪っていったもの、絶望感からの動き出し、教育や学校が果たす役割、将来への不安、今後の見通しなどについて、体験した人でなければ分からない感覚で話してもらいました。
 翌13日は、生徒が京都市内の自由行動ということで西内校長先生が再び来校されました。「花山中へ来て、感動したと同時に教育観が変わった。今後はここの生徒のような、自由で豊かに自分を表現できる生徒を育てたい。」
 これまでの取組が高く評価されたように思います。不十分な準備期間で、これだけの取組をやりきった生徒と教職員の「底力」を見た気もしました。
 この日はホンマ、最高やったと思います!
(写真の記事は、13日付「京都新聞」朝刊より)