『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2011/08/29
- 更新日
- 2011/08/29
校長室から
「謙虚な心」
8月27日(土)陵ケ岡小学校の体育館で、地域生徒指導連絡協議会(地生連)主催の『吹奏楽とふれあいの夕べ』が開催されました。本校の吹奏楽部を中心に小学校の金管バンドや和太鼓演奏、PTAコーラス、地域の女性会や児童館の子どもたちの発表が続きました。
「校長先生、さすが関西大会に出場しただけのことはありますね。大したものです。」たくさんの方々にお褒めの言葉を掛けて頂きましたが、私が誇りとするのは、ブラスバンド部の生徒たちがこの会を完全に仕切っていたことです。
顧問の先生の指導のもと、会場準備からセットの転換、後始末までを、リーダーたちの適切な指示ですべての生徒が見事なまでに手際よく素早く動いていました。本校生徒にこのような力のあることに改めて気付き驚かされました。
「ホンマにご苦労さん。今日もいい演奏やった。それに、全員がテキパキと動いて、先生、そのことに感激したワ。」会の終了後、近くにいたブラバンの子に声をかけました。その子の答えは次のようなものでした。
「いえいえ、そんな…。そんなに褒めてもらうほどのことでは…(ありません)」
その言葉に驚きました。中学生など、褒められたら有頂天になって喜ぶ者の方が圧倒的に多いでしょう。なのに、この謙虚さはどのようにして育ったのでしょうか。妙に大人びた受け答えに、わが身をただす思いでした。
そう言えば、夏休み明けの全校集会で、女子バレー部のキャプテンを指名し夏休みの反省と今後の4カ月への決意を述べさせた時にも、彼女は次のように言いました。「校長先生はじめ、多くの人たちの応援のおかげで好成績を上げることができました。ありがとうございました。この後は…」
うちの生徒たちが、このように常に人のことを気遣い、人との関係の上で生活できていると意識している事を嬉しく思います。また、そのように指導されている保護者の方と顧問の先生に敬意を表したい気持です。
ちょうどその日、家に帰ると、妻が下の息子の公式戦用ユニフォームに12番の背番号を縫い付けているところでした。「明日からの試合でベンチに入れるようになったらしいわ。」妻の言葉も喜々としているように感じられました。
「ベンチ入りおめでとう。よかったやん!」ダイニングに降りてきた息子に言いました。「このユニフォームに背番号をつけたことのない先輩が何人も居はる。そのこと、思たらこの番号めっちゃ重いわ。」ここでも謙虚な言葉を聞きました。結果を自慢したり手放しで喜ぶのではなく、謙虚にことを受け止める姿勢が身につきつつあることを知って嬉しく思いました。
9月に入ると、各部活動の新人戦が始まります。プレーできることに対する感謝の気持ちと同時に、決して驕らない謙虚な気持ちをもって試合に臨んでほしいと思います。そんなプレーヤーやチームは周りから好意をもって受け入れられます。そして、何より強いです。