学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2011/08/18
更新日
2011/08/18

校長室から

「引退の日が来ない選手たち」
 今日は、女子バレーボールの全国大会の応援に大阪難波まで行ってきました。結果からいうと、予選トーナメント初戦は1−2で惜敗。直後に行われた3位決定戦では2−0で勝利して明日の決勝トーナメントへ残りました。始めの試合では、1セットめをとり、2セットめも逆転。24−22で先にマッチポイントを握りました。相手ボールがバックラインをわずかにオーバーしたと思って、選手も応援団も歓声を上げかけたその瞬間、ラインズマンの判定はイン。一気に落胆の声に変りました。あの1本で流れは完全に変わり、再逆転を許しての悔しい敗戦となりました。しかしこのゲーム。一時は5点以上の差がありました。『このセットはダメかな?』そう思いましたが、逆転して先にマッチポイントを握ったのです。今日の2試合を通じて「ラッキーガール」になった選手のおかげです。厳しい状況のとき、優位に立とうとするとき、不思議とその選手にサーブが回ってきました。彼女はジャンピングサーブを放ちます。確かにリスクはありますが相手チームに与える打撃は大きいです。1試合めの2セットめには、5〜6点を連続して奪ったのではないでしょうか。
 ところで、「ラッキーガール」はラッキーでは生まれません。地道で、継続的な努力の結果です。前号でキャプテンについて書きましたが、背番号「2」をつけたこの選手は、これまでも大事な場面でよくチームを助けてきました。しんどい場面での強気なスパイクや、冷静な判断からのフェイントが打てる信頼できる選手です。
 ここ一番でのエース(1番)の強烈なスパイク。2番の頭脳プレー。意表を突く3番のライトからの攻撃。トスワークが華麗な4番。5番6番は、よく拾い多彩な小技を繰り出します。そして、7番8番のリベロはボールに食らいつきます。あーっ、本当にあの試合は勝たせてやりたかったなあ。
 私はこれまで何度も、「全国大会出場」を目指してきたチームが、「全国制覇」を目標にしてきたチームに全く歯が立たないという場面を見てきました。そんな中、本校チームのこの強さは一体どこから来るのでしょう。「夢を現実に!」八巻きや横断幕に書かれた「夢」は何でしょうか。「全国制覇」でしょうか。あるいは、今は無欲で1戦1戦を戦っているのでしょうか。試合が終わったら一度じっくりと尋ねてみたいものです。しかしながら、今日の2試合を見てはっきりしたことがあります。
 花山のバレー部は、十分全国で戦えるだけの実力をつけたということです。今晩は、ゆっくりと身体を休めて明日の試合に備えてほしいと思います。まだまだ試合は続きます。7月に引退を余儀なくされている選手がいる一方で、全国大会の2日目に残るなんて、本当に尊く素晴らしく凄いことなんだということを噛みしめてほしいものです。
 女子バレー部の3年生諸君、君たちは全国で最も長く現役を続けている選手たちなのです。明日もがんばりや!!