『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2011/07/14
- 更新日
- 2011/07/14
校長室から
「三者懇談」
今週は第1回目の三者懇談会が始まっており、午後からは次々と保護者の方が来られています。懇談の様子を廊下から見ていますが、流石にみな真剣に話をしています。三年生は、やはり進路のことが最大の話題になっているのでしょう。懇談帰りに職員室によって進路指導主事に質問をしている生徒もいるようです。懇談で話題に出た高校などに興味をもち、パンフレットをもらいに来たりオープンキャンパスの日程を尋ねに来たり…、おそらくそういう用件で来ているのでしょう。1・2年生は、学習のことを中心に4月からの生活を振り返っています。なかに、生徒・保護者・教師の3人が楽しそうに話をしている様子を見て羨ましい気持ちになったりもしました。
ところで、私の初めての三者懇談はどんなだったのでしょう。大学を卒業したばかりで、何もかもはじめてでした。授業は指導案を書いて先輩の先生にみてもらってからでないと不安で仕方なかったし、学活は50分間がとても長く感じられました。初めての掃除は、全員にサボられてしまい、生徒会執行部をやっていた女の子と二人でやりました。自信をもってやれたのは部活動の指導くらいでした。それでも徐々にコツを掴み、4カ月経ったこの時期には偉そうに“先生然”として懇談会に臨んでいたのでしょう。
「うちの子どもの担任の先生に、先生の熱心さを教えたいわ。ホンマに!」
先日、当時の教え子からこのような言葉をもらいました。今考えると本当に恥ずかしいような懇談だったとは思うのですが、『思いと熱意だけは伝えられていたんや』と当時を振り返り、このエッセイを書こうと思うきっかけにもなりました。
教師の成長は、こういう場面での言葉の数ではかれるのではないかと思います。おそらく、未熟なうちは教師ばかりが話しています。それがだんだんと保護者や生徒に話させる術を覚え、聞き役に回ることができるようになります。成長すると、先徒や保護者が話したくなる話題を上手く提供できるのです。学習や生活面を振り返るにしても、それを生徒に話させるのと教師が話すのとでは随分異なります。後者はどうしても説教じみてしまいます。三者面談は、決して生徒が叱られる説教の場ではありません。生徒が自らこれまでの学校生活・家庭生活を振り返り、その後のことを考える場なのです。
また、2年では昨日(12日)から学習確認プログラムが始まりました。高校入試に向けて必要な基礎的・基本的な学習の定着度を確認する大切なテストです。ようやく定期テストが終わり、やっと夏休みだというこの時期にテストだなんて大変だとは思いますが、いい加減な気持ちで受けてはいけません。事前・事後の学習をきちんと行い、これまでの学習を復習するとともに、自分の頑張り度を確かめてほしいです。夏休みは目前。振り返りができたら、次にやらなければならないことが自ずと見えてくるはずです。全校生徒の皆さんが、自ら立てた課題に向かって頑張ってほしいと思います。