学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2011/06/13
更新日
2011/06/13

校長室から

「はじけるエネルギー」
 教育実習が終了しました。教育実習生からエネルギーをもらったのは子どもたちだけではなく、私たち教職員もです。子どもに対して一生懸命な姿は、教師として大切にしなければならないものを思い出させてくれます。それは、…情熱です。7人の実習生達は、性格も担当教科も異なりますが、一様に教育に対する情熱をもっていました。
 私達は、情熱を失ってはいないでしょうか。年齢とともに技量が高まり、情熱に頼らなくても子どもを指導することができるようにはなってくるのですが…。情熱は子どもを変えます。情熱は授業を工夫する力になります。情熱は教師を高めます。情熱は保護者や地域の方にも伝わります。そのことを教育実習生が思い出させてくれました。
 もう一つ実習生から思い出させてもらったことがあります。それは、笑顔の大切さです。教師が笑顔でいれば自然と子どもも笑顔になります。ひとつふたつ、笑顔が増えるとやがて教室に笑顔が溢れ出します。小難しい顔で授業をするのと笑顔でするのとでは雰囲気が異なり、授業の楽しさも違ってきます。『嫌やな』と感じる授業では、当然のことながらその内容も身につきにくいです。教育実習生の研究授業を見ていても、笑顔のある人とそうでない人がいることに気づきます。その違いがどこから来るのか考えてみました。性格、交友関係、育ってきた環境、子どもとの距離、そして何よりも余裕でしょう。
 毎朝、本校生徒の他にも、学校の前を通られるすべての人たちにあいさつの声をかけます。笑顔で答えられる方とそうでない方とがおられます。子どもたちもそうです。そんな時、笑顔の大切さを強く感じます。笑顔は、声の大きさや礼の丁寧さにもまして大切な要素であるように思います。
 私の最も好きな笑顔は、例えば一進一退の試合のような厳しい状況下でポイントを挙げた瞬間のはじける笑顔です。ギリギリの状態でのあの笑顔が、実年齢とは関係のない若さの象徴であり、生きている証拠の笑顔であるように思うのです。仲間の、先生の、家族の、そして知人の顔を思い浮かべたとき、それが笑顔である人はきっとあなたにとって大切な人であるに違いないと思います。
 さて、定期テスト1週間前になりました。前回のテストから約1か月。時間の経つのは本当に早いものです。明日からは子どもたちにとって、とても大切な部活動が一時停止になります。笑顔のはじける場面がひとつ減ってしまうのかもしれません。明日からの一週間、思いっきり勉強に情熱を注いでみてはどうでしょう。何事にも集中して本気で取り組めば楽しいものです。教師も生徒も一時間の授業を大切にしましょう。教師は、一人ひとりの子どもの顔を思い浮かべながら問題をつくることに、生徒は、知識が増え理解が深められることに喜びを感じられる学習ができるように、しっかりと取り組めれば結果を見るとき、きっと笑顔があふれるに違いありません。
 それこそが、自らの次のエネルギーになるのです。