学校日記

『東山を西に見て』〜Make legend〜

公開日
2011/05/27
更新日
2011/05/27

校長室から

「絆は出会いから」
 先週、学校に荷物が届きました。差出人は「京都市立花山中学校PTA」となっておりました。箱の中には、きれいに彩られた大きな台紙に花山中学校の生徒さんはじめ、先生方、ご父兄の皆さん、そして地域の方々と学校の枠を越えての多くの皆様からの励ましのメッセージや激励のイラスト、千羽鶴が入っておりました。メッセージは、生徒から生徒へ、保護者から保護者へ、地域の方から子どもたちへとそれぞれの立場から本校生や地域を気遣い、思いやってくださる心温まるものばかりです。千羽鶴はひとつひとつがとても丁寧に仕上げられ、込められた思いが十分感じられるものです。−略−
 私には、津波や地震、その後の原発問題で家を失ったり自宅を離れて避難生活を強いられたりしている親類や知人がたくさんおります。しかし、私自身はこの震災があったからこそ得る事ができたものもあったような気がしております。今回の京都市立花山中学校さんからの励ましの便りもそうです。あらためて友人の大切さ、ありがたさに気づく事ができました。京都市立花山中学校の生徒の皆さん、教職員、保護者、地域の方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
 これは、先日本校PTAの皆さんが、福島県須賀川市立小塩江中学校の皆さんに贈られた写真の品々に対してのお礼の文章です。校長先生が学校だよりで紹介されているのを同校のHPに見つけました。メッセージカード作りから、配布と回収。千羽鶴つくりなど、かなりの時間が掛ったものの、こうして相手の心に届いたと知ることができ、本当に嬉しく思います。また、PTAの皆さん方も感動をもって喜んでおられます。
 小塩江中学校の西内校長とは年賀状のやりとりこそ長いですが、出会ったのはたった4回しかありません。その彼が文章の結びに「改めて友人の大切さ、ありがたさに気づく事が出来ました。」と書いています。出会いは始まりです。そこからどう結びつきを深め、「絆」と呼べるまでにするかは、お互いのその後の関係性によるところが大きいのだと思います。今後、小塩江中学校と本校とのつながりが、生徒同士やPTAの間で発展することを願って止みません。
 現在、教育実習生が子どもたちとの関係づくりに頑張っています。色々なタイプの実習生がおり、生徒へのアプローチの仕方もまちまちで興味深いです。生徒との“心の距離”を上手くとりながら、徐々にパイプを太くしていってほしいものです。
 また、昨日は家庭教育学級と支部の親まなび委員会との共催の場で、久々に「保護者道徳」を行いました。保護者同士を“子育て”というキーワードで結びつけることが狙いです。ご自分の子育てを振り返り、ワークシートに書いた内容を発表する場面で涙される方もありました。それを受け止める多くの方もまたハンカチを目に当てておられました。保護者が“子育て”のテーマで絆をつくることができれば、きっと子どもたちにとってもプラスになるはずです。
 その中の幾つが“絆”にまで発展するのかは分かりませんが、始まりはいつも小さな“出会い”です。出会いを大切にしてそれを発展させれば、いつか、“絆”を結べるまでになるのだと思います。