『東山を西に見て』〜Make legend〜
- 公開日
- 2011/05/18
- 更新日
- 2011/05/18
校長室から
「芍薬の花に思う」
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」女性の美しい姿を形容する言葉として使われます。先週末、卒業生の女の子が校長室の花を生け替えに来てくれて、その中央に芍薬の花を据えました。月曜日に出勤すると、それが写真の通り大変美しく咲いていました。早速芍薬について調べてみました。
牡丹科。Paeonia(パエオニア、ペオニア)は、ギリシャ神話の“医の神”「Paeon」の名に由来する。シャクヤクは、死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで、漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つ。
同じ日、地域の方が訪ねてこられました。昨年度から今年度にかけての本校の様子を気に掛けて頂いての訪問でした。今年度になって学校の状況は一変しました。エスケープや校内での喫煙、教師反抗や器物破壊行為など、尋ねられることに答えました。昨年度は地域の皆様に多大なご心配をお掛けしてきたことを改めて感じさせられました。本校が1年間で劇的な変化を遂げたことについて、他校の先生方に尋ねられることもあります。「特別なことはやっていません。3年生担当の先生方を中心に、先ずは生徒の“あるがまま”を受け止め、保護者の方と共に生徒の成長を見守りました。時に目ダルく映る場面もあったかもしれませんが、頭ごなしに叱ることはせず、生徒の変容を信じて待ち続けるよう心掛けました。教職員間の共通理解にも時間をかけました。研修の場面では、厳しい言葉や温かい言葉が行き交ったのですよ。」これまで何度か話してきたのと同じように申し上げました。
今週は「第1回定期考査」があります。今日からは部活動も停止されました。もちろん、その時間を家庭学習にあてるためです。授業中も、テストに向けて、学習確認の場面が多いように思いました。先生がまとめをされることもあれば、生徒同士で確認をし合う場面もありました。どちらも子どもたちは真剣に取り組んでいます。
2週間前には京都市のてっぺんを目指して春体で頑張っていた子どもたちが、今は真剣に勉強に向き合っています。それでよい。いや、そうでなくてはいけないのです。学校ではこういうメリハリが大切です。その時々で、目の前のことに全力投球することです。「何事にも全力で取り組める生徒」「すべての活動に喜びを感じられる生徒」三つある本校の目指す生徒像のうちの二つが、今確実に実現しつつあります。
学校の様子は大いに変容しました。3年生は「伝説の学年」への歩みを進めています。しかし、その背景に昨年度の取組があることを忘れるわけにはいきません。昨年度の生徒や保護者の皆様、そして教職員の取組が今の花山中学校を支えているのです。「先生、シャクヤクはな、開いたらどえらい迫力があるで!」卒業生が微笑みながらそう教えてくれました。強烈なインパクトをもって校長室に開いている芍薬の花を見て、昨年度から今年度への本校の歩みを思い返しています。