学校日記

『東山を西に見て』〜Make Legend〜

公開日
2011/04/26
更新日
2011/04/26

校長室から

「旅で出会った凄ん人(すごんちゅう)」
 23日(土)、沖縄の修学旅行から帰りました。行くところ行く所で「いい生徒さんたちですね。」「素晴らしい学校なんでしょうね。」と子どもたちや学校のことを褒めていただきました。3日目の朝、伊江島でのファームステイを終えて、最初のグループが島のおばぁと一緒に帰ってきました。以下は、おばぁの言葉です。「先生、うちの孫たちは素晴らしい。これまで、何人泊めたか分からんけんど、一番いい孫たちでした。おじぃの仕事を手伝ってくれたり、私がなにも言わなくても片付けを手伝ってくれたり…。この子たちと離れたくないくらいです。」
 親として我が子を褒められるのは嬉しいですが、教師として受け持ちの生徒をほめてもらえることは、それにも増して嬉しいことだとつくづく思います。
 伊江島を離れるフェリーへの乗船時、既に泣き出している子を見つけました。甲板から千切れんばかりに手を振ります。雨が降るのに気にもしません。やがて“ボーッ”と霧笛が鳴りました。別れのシーンの演出効果が一層高められます。子どもたちは、泣きながら手を振ります。それを見ている私の胸も熱くなります。修学旅行でこんな体験ができるのもファームステイならではでしょう。傍にいた生徒に話しかけました。「大人になったら、また伊江島に来たらええやん。」「もちろん。絶対おばぁに会いに来るし!!」
 今回の旅で“凄い”と思える人に出会いました。出会いは旅の魅力の一つでもあります。その人たちを紹介します。一人目は、1組が平和学習に訪れた轟ガマで出会ったガイドの安田国重さんです。挨拶を交わした瞬間、「先生が学校のHPに書いておられた文章を読みました。この子たちが伝説をつくるんですね。」と言われました。自分が案内する相手のことを事前に知っておきたいという「プロ意識」を感じ、驚き感心させられました。ガマに入っていく最中も、子どもたちの安全について細心の注意を払われます。話が始まると、これが上手い。知識も豊富です。全員がガマでの悲しく惨い出来事を目の前で起こっているかのように想像しました。「全員、懐中電灯を消して下さい。」そうして暗闇の中で語られる内容に女子生徒の間からすすり泣きの声が聞こえてきました。語り部さんの話もよかったですが、感受性豊かな子どもたちをも誇りに思う瞬間でした。
 2人目は、伊江島の小濱豊光さん、観光協会の代表の方です。出会った瞬間に人柄の大きさと温かさを感じさせる人です。おそらくこれまで、何百人もヤンチャな生徒を受け入れ、彼らを島の魅力の虜にさせてきただろうことが容易に想像できました。離村式の話では、「皆さんはもう島の子どもです。いつでも島に帰ってきてください。行ってらっしゃい!」と結ばれました。「先生も、来年また帰ってきてください。」と握手を求められました。不思議と目頭が熱くなりました。小濱さんの手は、大きく厚くそして、温かかったです。