『東山を西に見て』
- 公開日
- 2010/12/21
- 更新日
- 2010/12/21
校長室から
「この時期の三者面談」
20日、遅ればせながら3Fのフロアーにクリスマスツリーが飾られました。今回は、このツリーについての話からはじめたいと思います。
「家に使わなくなったツリーがあるし、廊下に飾るか?」11月の終わり頃、よく校長室を訪ねる3年の女の子らにもちかけました。彼女らは大喜び。上の子が物心ついた頃、150センチメートルのツリーを購入しました。子どもたちの成長と共に家の中にものが増え、やがて飾る場所がなくなって何年間か物置にしまい込んだままになっていた代物です。学校に持って行くという私に妻が言います。「家が広くなったから、飾るのを楽しみにしてたのに!」大いに困った私は、12日に何軒かの店を回りましたが、時すでに遅く、大きなものは完売したということでした。『3年生の女の子たちに何と言って謝ろうか』困惑していた私は、たまたま訪ねて来られたPTAの副会長さんにその話をしました。「家に処分し損ねたのがあったので、よかったら使ってください。」その時は笑って聞いておられた彼女が、昨日、わざわざ家から持って来てくださいました。女の子たちに伝えたところ、段ボール箱を抱えて大喜びで飾り付けに行きました。「できた! なかなかのもんやで!!」
本校にお越しの際は、是非2Fのツリーをご覧いただきたいと思います。様々な経緯のもと、いろいろな人の愛が詰まったクリスマスツリーです。
さて、先週から各学年で三者面談が進行中です。三年生にとっては進路を決定する重要な懇談会です。最近は、入試制度が年々ますます複雑になって、3年生と保護者の方を悩ませています。中学校としても、よく下調べをしておかないと、子どもたちに不利益を被らせては大変です。
実は、先週うちの息子も懇談を終えました。子どもの思いと親の思いとの間には隔たりがあるものだとつくづく思います。うちの学校にも少なくありませんが、息子は高校野球に強い思い入れをもって進路を考えています。小さな頃から野球に力を入れてきたのだから、当然と言えるかもしれません。「大学進学のことを視野に入れ、勉強中心で考えてはどうか。」度々伝えてきはしましたが、彼の意思は固い。これまでそういう生き方をさせてきたのだから、今さら方向転換を迫ることの方が筋違いであるようにも思います。結局、親は子どもを見守り、応援するのがよいのだろうと妙に納得します。今は、真っただ中にいるのでよく見えないことでも、何年か後には『あんなこともあったな』ときっと笑顔で話せるはずです。その時に後悔しないようにだけはさせなくてはなりません。うちの場合もそうですが、親も子どもの進路については一生懸命に考えているものです。そのことを、教師は再認識しなければならないと思います。
校長と父親という立場から、懇談会の初日、朝の打ち合わせで、「くれぐれも“丁寧な言動と誠実な対応”を心がけてください。」教職員にそう伝えました。