学校日記

区切り

公開日
2013/10/28
更新日
2013/10/28

校長室から

 26日の土曜日,第24回の吹奏楽部の定期演奏会があった。毎年,この時期の行われるもので,これをもって,3年生は引退するという,いわばお別れ演奏会である。台風の影響の残るこの日,多くの保護者,地域の方々,そして,生徒たち,卒業生が東部文化会館に詰めかけ,多くの聴衆で賑わった。
 演奏は,自分自身の練習はもちろん,楽器ごとのパートもあるだろうが,心一つにして合わせるという創造をしなければならない。そこにはそれぞれの解釈があるだろうし,思いもあるだろう。また,それを収れんさせるのは指揮者かもしれない。そうした創造としてつくり上げていく作業である。そのために,自分を押し殺さなければならないこともあるだろう。主張道理にいかないこともあるだろう。ゆえに,大変難しいと思う。それも1回限りの演奏のために,個人,パート,そして合奏と日々の練習である。それゆえに,その演奏に対しての聴衆から受ける拍手に,讃辞がこれからの栄養となっていくものだと思う。
 日々,血のにじむような努力が結果として表れる時もあるが,表れない時もあるだろう。それを乗り越えての喜びが,こうした集団の喜びだろうと思う。お互いを信じ,一つのものを創造する喜びなのである。
 翌日,地域にある京都刑務所の第36回の京都矯正展に吹奏楽部の生徒がステージを飾った。この日はもう3年生は引退していない最初の演奏であった。演奏がどうであったかは分からないが,3年生がいなくなっての演奏の違いが部員たちには分かっているだろう。その時,3年生の有難味もわかるし,その存在意義も分かるはずだと思う。そうすることで,2年生がどうしなければならないかも見えてくるだろう。
 きっちりとした区切り,引退式をしかりとやったことで,3年生も肩の荷も下りるだろうし,2年生の本気度も増してくるだろう。けじめというか,それぞれがどこかでそれをクリアーしていくことで,成長していくものであるように思う。昨日から吹奏楽部は新たなスタートとなったが、これからの吹奏楽部のへの期待という意味で,しっかりとスタートがきれたものと思う。来年度の25回の定期演奏会に向けてのスタートである。