学校日記

思い浮かべる

公開日
2013/08/22
更新日
2013/08/22

校長室から

 今日,午前中は普通救命講習を行った。山科消防署や地元の消防団の方を講師としての講習となった。私自身は久しぶりの講習であった。心肺蘇生法から始まり,AED,異物除去法,そして,止血法と一順の流れを,実践を通しておこなった。
 以前とは大きく変わらないが,変わった点は,心停止の予防という項目が挙がっていた。
急性心筋梗塞や脳卒中の初期症状に気づいて,心停止に至る前に医療機関での治療を開始するという点で,普段からの自分の体に関してのケアーを徹底するものだと認識した。また,止血法も直接圧迫として,出血部分に直接ガーゼやハンカチなどを当て,その上から強く両手で圧迫するという方法であり,以前のように心臓に近い部分をきつく縛る方法ではなかった。
 いろいろと救命方法も変わる中,このような最新の講習を行うことは,子どもを預かる学校では,最も大切されなくてはならないことであり,先生方もグループごとに,大きな声を掛け合ったり,点検の方法を示したりしながら,汗だくの講習であった。
 先にも書いたが,心停止の予防という新たな視点一つとっても,子どもたちの状況把握は春の測定などを通して,学校全体で確認していることだが,しかし,こうした講習を受けることで,再度,子どもの状況を思い出し,確認し直す機会を与えてくれているようにも思う。一つ一つの具体の講習を通して,例えば,A君なら,このぐらいの力で胸骨圧迫をしなければならないだろうなと頭に思い浮かべたり,Bさんなら,C君なら……,と一人一人の子どもを浮かべることとなるだろうと思う。それが担任であるし,学年の先生方なのであろうと思う。
 一つの講習ではあるが,そのことだけを学ぶのではなく,そこから日頃の子どもへの自分の思いに結び付けられるか,こうした夏季休業の終了の研修で思い起こすことも,2期に向けての準備であろうと思う。すべて私たちの行う行為は,子どもと結び付いていなければならないものである。
 今日,京都市消防局からいただいたテキスト「普通救命講習」の冊子を手元に置きながら,時々は開けることで,今日の講習を思い出していこうと思う。