機会
- 公開日
- 2013/08/01
- 更新日
- 2013/08/01
校長室から
昨日の投書欄から,「母への感謝 手紙に書く」と「練習後は道具の手入れ」と題して,高校生と中学生のものが出ていた。
前者は,いつも母親が子どものことを気づかってくれていることに感謝して,誕生日になかなか言えないことを手紙にしたためたことと,後者は野球道具を練習後に手入れする,ことであるが,その理由は,野球をする人間にとって体の一部だという考えであり,その上でプレーの技術をみがくことで,認められるようになると信じ続けていくというものである。
前にも行ったが,自分の思いを文章化することは大変有益である。言葉として伝えることは,人として大切なことであり,その言葉で以て,人に分かってもらおうと努力することは生きていくうえで当然のことである。しかし,文章にするということには大変労力がかかる。しかし,そこを辛抱して,自分の思いを綴ってみるのである。文章化すると,推敲しなければならず,どの表現で伝えることが最も自分の気持ちを端的に表しているかなどと考えることが大事なのである。言葉の選択こそ,思想の深まりであり,自分の深まりとなるからである。
また,文章は一日寝かすとよい。書いた文章を出来たと思っても,それで終わらせず,一日置いて後に,再度読んでみると,また,違うものである。こうして文章を練って行くのである。そして,最後は,自分とは違う人に読んでもらい,より洗練したものに仕上げていくのである。
文章修練の大切にしなければならないことは,最後に言った,他の人に目を通してもらうことである。文章というものは,自分で書くので,これで終わったとするところが最高であり,自分の自己満足に外ならない。それを他に人に見せることで,より他の人に分からせるための言葉遣いが必要となってくるからである。
夏休みに,時間をかけて長い文章を書いてみるいい機会である。題材はなんでもいいので,そんな時間を持ってもらいたい。中学生になってからのことでも,部活動のことでも,家族のことでも,真剣に書くことで,それらを考える新たな芽生えがきっとあるはずである。