学校日記

アイデンティティ

公開日
2013/05/27
更新日
2013/05/27

校長室から

 今日の1時間目は,生徒総会(6月14日)に向けての学級討議が行われた。第1号議案,第2号議案は方針と予算関係で例年通りであるが,今回は第3号議案として,「学校改善計画」について,各クラスからの問題定義と解決策原案の発表がなされるということである。
 ところで,自己紹介というか,あなたは誰かと問われれば,どのようにこたえるだろうか。「私は,○○△子です」と言う人もいるかと思えば,「私は,□◇中学校3年の○○です」というようにこたえる人もいるでしょう。自分のことを少しでも知ってもらうためには,学校名を多くの人は言うことと思います。大人の世界では,自分の所属する集団の名称を入れ,肩書まで入れた名刺を渡します。自分の所属する集団名が学校名であり,肩書が学年,さらにはクラス名に当たる。ところで,自分は何なのかや自分自身のことをどう思うかという意識を「アイデンティティ」と言いますが,その「アイデンティティ」の重要な位置を占めるのが,どこに所属するかという点なのです。
 とりわけ,幼稚園や保育園から小学校,中学校,高等学校,そして,大学や専門学校などと児童・生徒という期間が長ければ,中学生,高校生などと,学校内外に関わらず,所属する学生の区分分けで,生徒の基準と見られることが大半を占めます。そうなると,次にどこに所属する生徒かということが,大変大きなウエイトとしてそれぞれにかかってくるのです。
 そこを詰めていくと,○◎部でどこを守っているとか,何番を打つとかや校則を守っているかといった細かな点まで含めて,学校外でも自分というものの評価と結び付きやすいものとなっていきます。ゆえに,その根本である「大宅中学校」という大きな視点を総括する名称は,対外的にも大きなウエイトとなって君たちに降りてくるのです。校外に出るとき,先生方はよく大宅中学校の看板を背負ってという言い方をするのは,まさにそのことなのです。
 ということで,学校改善計画は大宅中学校に属する君たち一人一人に関わる大変大切なことで,それぞれがしっかりと考えることに意義があるのです。というのも,そのことを一人一人が考えるということは,その一人一人が改善しなければならないと点と考えることであり,つまり,自分自身の問題でもあるからです。それが重なり合って大宅中学校を支えることとなるからです。99%成功していても,わずか1%でどんでん返しになる場合はあるのです。1%の人のとった行動で大宅中学校の評価となることは往々にしてあるのです。評価のために……という言葉をよく聞きますが,それで評価を受けることはあるのです。「信用」「信頼」という言葉はそれだけ大きな言葉なのです。学校改善計画,ここは一つ真摯に考え下さい。