学校日記

京都市ゾーン交流大会2〜野球部

公開日
2021/11/08
更新日
2021/11/08

校長室より

「3年ぶり」
 京都市ゾーン交流大会。
 11月7日(日)11:00プレーボール。
 勧修中学校野球部の新チームにとって,初戦だ。新型コロナウィルス感染拡大の影響で秋季新人大会が中止となり,新チームとして挑む最初の大会となった。この大会でゾーン1位となれば,3月に行われる全日本少年軟式野球京都府大会への出場権も得られる。
 初回から,勧修中学校の動きが硬い。1回表裏は両チーム0点。2回表,勧修中学校の守備でエラーが出て,ピンチを招く。そのピンチをじっとベンチ横から祈るように見つめる一人の3年生。—彼は,夏の引退後も野球部の練習に時間が許す限り,協力をしてくれていた。この3年生は,野球部の部員不足や新型コロナの影響で公式戦で勝つことなく引退した学年だ—何とかピンチをしのぎ,0点で終える。
 2回裏,相手のエラーもあり1点を先取。そのあと二塁打が飛び出し,一挙に3点を追加し4点を先行した。湧きあがるベンチ。喜ぶ3年生。
 3回表,相手を3人で抑えますます流れは勧修中学校へ。3回裏,相手のエラーに乗じて3点を追加し7−0の大差をつける。
「勝てる」
 自然と声も大きくなってくる。試合が始まった当初は,声も小さかったが何か自信のようなものがみえてくる。
 4回,5回を0点に抑え,結果7−0の5回コールドでの快勝だ。3年生の顔がほころんでいると同時に,安心したようにも見える。
「3年ぶりの勝利。」
 長かった。1,2年生ではなく,3年生にとって長く待ちわびた1勝だ。
本当は,自分の手で勝ち取りたかったはずだ。けれどもその夢はかなわず,後輩たちに託すこととなった。それをこの試合でかなえてくれた。
 この勝利は,1,2年生の新チームの勝利であるとともに,苦難の時代を耐え後輩たちに夢をつないだ3年生の勝利でもある。
 たかが,1勝。されど1勝。この勝利には1勝以上の重みがある。野球部の新たな歴史が刻まれた1勝である。
 3年生の想いを受けて,野球部は,より一層がんばらなければならない。そんな1勝である。