学校日記

区切り

公開日
2010/03/04
更新日
2010/03/04

校長室から

 明日は公立高等学校の選抜試験である。全力を出し切れるように,今日の間に諸々の準備を怠りなくやっておいて欲しい。それは,本来出さなければならない力を,つまらない心配や不安で削ぐことになるからだ。
 わたし自身の高等学校の検査の前日は眠れなかったことを思い出す。布団の中に入ってはみたものの,寝付けなかった。試験科目の理科で,生物の分類が出たことをなぜか覚えている。そこには,ペンギンの絵が載っていた。そして,試験は9教科であった。もう40年も昔の話である。
 明日一番大切なことは,一科目ごとに切り替えることだ。国語から始まるが,集中して取り組むとともに,終わればそのことを一切忘れて次の教科にスイッチすることだ。いつまでも済んだことを引きずらないことこそが一番大切なことだ。そして,ただただ解答欄を間違えないようにすること。
 今まで,君たちもしんどくて辛くてという思いできたと思うが,それ以上に家族の方々や周りの人たちは,君たちを見守ってこられたはずである。自分一人でということはないはずだ。試験が終わった時でもいい,卒業式のあとでもいい,一つの区切りとして,感謝を表して欲しい。そのことが次の段階へ進む条件である。これは,なにも3年生だけではない。1年生も2年生も一つの区切りが終わる。その区切りごとに周りの人たちへの思いを伝えて欲しい。家族はもちろん,親戚の方々に,先生方にと,毎日顔を合わせているのにという思いもあるかもしれないし,そうした思いから,また大変恥ずかしいかもしれないが,その一つ一つの中に人と人とのつながりがあるからだ。そして,その感謝を表すことは,言葉には表れないが,これからもよろしくという思いまでもが入ってくるのである。大切にしてほしい。もう新しい4月はそこだ。