ツララ
- 公開日
- 2010/01/14
- 更新日
- 2010/01/14
校長室から
今朝は大変寒かったが,風がない分まだましであったように感じる。理科室前の池も氷が張っていた。この20日が大寒である。そして,節分の春へと向かう。1年中で最も寒さの厳しい時季である。この寒さに耐えるゆえ,桜の花の美しさが際立つのであるということが書かれていたのを思い出した。
昔,といっても平安朝時代であるが,氷のことを「ツララ」と言っていた。『源氏物語』の「末摘花」に次のような歌がある。
朝日さす 軒のたるひはとけながら などかつららのむすぼほるらむ
「日が射して軒のつららは溶けているのに、なぜあなた(末摘花)は黙ったままでわたし(源氏)にうち解けてくれないのですか」という意味である。
この歌から,「軒のたるひ」とあるから,今でいう「ツララ」は「タルヒ」といったことがわかる。「タルヒ」は,垂氷と書く。
末摘花の話はご存じ方も多いと思うが,鼻が垂れ下った姫君である。それを軒に垂れ下ったつららに喩えているのである。
さて,朝から自転車の乗っていると大変指先が痛くなる。手も凍えるさまを「ツメタイ」というが,これは「爪痛い」からきている。
ちょっと1年生のクラスでインフルエンザが流行っている。寒さとともにそちらの方にも気をつけて欲しい。