よぎる
- 公開日
- 2009/09/25
- 更新日
- 2009/09/25
校長室から
朝,学校の周りを歩いていると,南西角の民家の石垣にオシロイバナが咲いていた。以前,校庭のあちこちにオシロイバナが咲いていたのを思い出し,最近は見かけなくなったなと思い,あちこち歩き回った。あった。体育館の南側,体育倉庫の東にひっそりと咲いていた。この花,夕方ごろから咲き出すことから,英国では,Four o’clockと呼ぶ。オシロイバナの命名は,花が咲き終わるとできる黒い種を潰すと,中から白い粉が出てき,それをお白粉(おしろい)代わりに遊んだことからついた。生徒たちに名前を知っているかどうかを尋ねたが,知らなかった。
わたしは,パラシュートをつくった覚えがある。がくをつけたまま花をとり,そのがくをゆっくり引き,雌しべが花の下の部分に引っ掛かるまで引き下げ,がくを取り去ると子房が下についたパラシュートとなる。
こうした草花遊びを保護者の方々はされただろうか。オシロイバナを見ながら,幼かったころがいろいろとよみがえってきた。近所に妙覚寺というお寺があって,土塀の崩れかけたところに,この花が咲いていた。すると,今度はそのお寺の西に公園があって,野球をしていて,近所の家のガラスを割ったことを思い出した。そして,体調を壊して寝ていた母親が謝りに行ってくれた。次から次へとそのころのことが思い出された。オシロイバナに幼いころの思い出が隠されていた。今の生徒たちに,ささやかでいいから,岡崎中学校での思い出につながる,そんな何かを持っていてくれているだろうかと,ふと心をよぎった。