学校日記

夜間部 「道徳の時間」の様子(4)!

公開日
2016/05/25
更新日
2016/05/25

道徳の時間

 5月23日(月)に、「交流の時間」(30分間)を活用して、夜間部が道徳の時間に取り組みました。以下の自作教材をもとに、みんなで考え、意見を出し合いながら考えを深めていきました。B−(9) 相互理解、寛容

 『高橋さんの家の近くに古いアパートがありました。そのアパートには、以前に住んでいた人たちは誰もいなくなり、いつの間にか外国から来た人たちが住み、生活するようになっていました。ある家庭ゴミの回収日の朝、高橋さんは言い争うような大きな声で目が覚めてしまいました。先どの言い争うような声が気になり、高橋さんは家の外へ出てみました。すると近所に住んでいる朝岡さんや騒ぎに気付いた近所の人たちが、最近アパートに引っ越してきたらしい住人たちと言い争っているではありませんか。
 何が原因で言い争っているのかが気になった高橋さんは、朝岡さんに言い争いの原因を尋ねました。朝岡さんが言うには、「4月に入ってから、このアパートの住人たちはゴミを出す日を守ってくれない」「ガラスやペットボトルなどを分別していない」さらに「ネットもかけていないので、烏がゴミをついばみ散乱させているが、掃除もしない」という3点でした。
 しかし、引っ越してきたばかりのアパートの住人たちは日本語が十分に理解できず、朝岡さんも彼らのスペイン語のようなポルトガル語のような訛りが混じった英語が理解できず、いつの間にか感情的になり大きな声で怒鳴りあうことになってしまったようでした。
 高橋さんは、朝岡さんとアパートの住人の代表らしいカルロスさんを自宅に招き入れ話しを聞くことにしました。幸い高橋さんの奥さんは、英語と少々のスペイン語を話すことができ、事情を聴くことができました。そこで判ったことは、(1) 住居者がペルー、チリ、ブラジル出身である。(2) 日本語はほとんど話せない。(3) ゴミの回収日や分別やネットのことを知らない。(4) ゴミは家の前の道路に捨てるものと思っている。(5) ゴミは業者が回収し散らかったゴミも掃除するものと思っている。』

 年々、増え続ける外国から日本に来て働く人々が困っていることや、受け入れていく日本の人々の姿勢について、自分自身の経験談を交えた発表もあり、意見を交流することができました。以下に生徒のみなさんの意見を記述します。

「わたしも困った経験がある。アパートに入る前の管理業者に問題がある。日本語がわからない人にどうすれば説明できるかを考えて、教えた方がいいと思う。」
「管理業者がわかるように説明してあげないといけない。新しい住人は、わからないときは人に聞くようにしていくことも大切。まわりの人たちも教えてあげる。」
「外国から来て、日本語や日本のルールがわかない人たちに、ルールをしっかり説明した方がよい。」など

 国際化に伴う外国の人々への理解は、どうあるべきか、お互いに何が大切で必要であるかについて、考えを深めることができました。