先生の”卵” …「学ぶ姿」を学ぶ
- 公開日
- 2013/11/08
- 更新日
- 2013/11/08
校長室から
11月6日(水) 佛教大学2回生で,将来小学校や中学校の教師を目指している学生さん40名が洛友中を訪れ,本校をはじめ全国にある夜間中学校のこと,そこで学ばれる生徒さんについての勉強をされました。佛教大学は6月に続き2回目で,ほとんどが初めての学生さんですが,中には2回目の人もおられました。夜間部のみなさんへのメッセージをいただきましたので紹介します。
学習に向かう真剣な姿勢と,和やかな授業の雰囲気を直接肌で感じることができました。私の入った3組のクラスでは,熟語の学習を行っていたのですが,熟語1つ1つを深く取り上げて解説しており,その1つ1つに熱心に取り組む姿は,今まで私が見てきた学習現場では類を見ないものでした。「日本語は会話の中でたくさんの言葉を使う。今はまだその言葉を増やしているところだ」と話してくださる方がいました。「難しいけど面白い」と笑顔で勉強への意欲を話してくださり,気持ちを伝えていただけてとても嬉しかったです。
以前に一度,授業見学をさせていただいて,今日は二度目の見学でした。印象としては,皆さん大変生き生きとしておられて教室中が授業中でも笑顔に包まれているなあと思いました。私が側で見させていただいた生徒さんも,何度も何度も「先生,これってこうやったかなあー?」と聞いてくださいました。「月末のテストが心配や」と言っておられました。しかし,その姿でさえも生き生きしておられました。校長先生が言っておられたように,子どもたちに今日の生徒さん方のことを伝え,子どもたちのやる気,意欲のもとになればと思います。
教室に入ってすぐに女性の方に「教えて教えて」と話しかけていただきました。「時間がないし,早よ次の事してください」と先生に頼んでおられた方も印象的でした。横につかせていただいた生徒さんに「あなたのおかげで正解できたのよ」と言ってもらった時,すごく嬉しかったし,その時の彼女のキラキラした笑顔が忘れられません。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
今,小学校などでは,なかなか意欲的に「学びたい」という子どもが見受けられないのが現実であり,私自身当たり前になっていた義務教育に身を任せていただけでした。夜間部の生徒さんの姿を通して「学べることは有り難いことなんだ」ということを伝えていきたいと思います。
祖母が「勉強したいなあ」とよく言っていました。当時,勉強が苦手だった私は,祖母の気持ちがわかりませんでしたが,今日実際に夜間部の授業を見せていただき,学ぶことが本当に楽しく感じておられるのを感じました。私の祖母は,この学校の人たちと同じ気持ちであることがわかりました。当たり前に教育を受けられた私たちには,とても大切なものであると思います。
とても短い時間でしたが,授業に参加させていただいて,ありがとうございました。小さい頃に,よく疑問に思っていた「なぜ学ぶのか」というのが,「未来の幸福のため」という答があり,とても納得した気がしました。「学ぶ」ことの楽しさは,私が勉強していた時は全く考えていませんでした。原点に戻れたような,勉強の本当の意味について,また考えさせられたような気がします。このことは忘れないように,教師になりたいと思います。そして,未来の児童にこの「学び」を伝えたいと思います。
年齢に関係なく,新しいことを学んでいる時,本当にピュアな姿勢で学ぶものなんだなあと感じました。勉強とは,本来無理矢理やるものではなく,今回見せてもらったように,自分から学ぶというものです。この学校で,教育の本来の姿を見せてもらえたように感じました。今後,学習をしていく上で,大変なことが多々あるかと思いますが,今日見せていただいたピュアな心を,どうぞ忘れないでください。皆さんの姿は,本当に輝いていました。貴重な体験をさせていただき,本当にありがとうございました。
勉強されている時の顔は,先生も生徒のみなさんも笑顔でした。みんなで熟語を声に出して読んだり,書き順を空書きしたり,学ぼう! 知ろう! という姿勢を熱く感じました。一緒に読み方の勉強をさせてもらった時,一問一問すごく楽しそうにしておられたのも印象的だったし,5分くらいだけだったのに,終わったあと「ありがとう」って言ってくださって本当に温かい場所でした。ありがとうって言葉を私の方こそ,ありがとうございました。今,私は学びや勉強から逃げていました。でも,考え方が変わりました。私も幸せのために,また学び始めたいと思います。今の環境に感謝し,今日来れたことにも感謝です。ありがとうございました。