学校日記

『「不安」とどう向き合うのか 一つの指標』

公開日
2014/10/21
更新日
2014/10/21

学校の様子

 10月18日付けの日経新聞生活欄に「不安の解消」と題した記事が掲載されていました。思春期を迎えた中学生たちにも参考となると考え、ここでご紹介します。

 記事の概要は以下の通りです。

 不快な感覚を伴う「不安」は、一見悪者に見える。だが、その裏に実は生き生きとした「欲望」が隠れている。欲望があるからゆえ、それを満たせるのかと不安が顔を出す。…今からおおよそ100年ほど前、森田正馬医師は現代の精神学でいう不安障害に対する療法に関する「森田学説」を唱えた。…森田学説によれば「不安」に対する対処方法は、大きく2つに分かれる。その場から逃げる「回避」と、もうひとつの「突入」だ。…

 さらに筆者は、「回避」はその場の不安はしのげるが釈然としない気持ちが残り、「突入」は不安の裏にある「欲望」を見いだし満たすべく行動することだが、見境なく「突入」することを奨励しているわけない、回避が必要なときもある、と述べています。
 そして、「不安をそのまま受容する。そして潜む欲望を満たした結果、不安が消え、達成感にもつながる。」との示唆には、頷かれる方も多いのではないでしょうか。

 そして最後に、故本田宗一郎氏の言葉を引用して締めくくっています。
「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。」

 「不安」とは、実はあるとも言えるし、ないとも言えるのかもしれません。そこに何かがあるとするならば、それは「不安感」、つまり当事者の「感じ方」なのかもしれません。「不安」をなくすことはできないとしても、それを自分にとってどのような存在として捉えるかで、そのあとの有り様は大きく変わりそうですね。中学生諸君にぜひ考えてみて欲しい事柄だと思います。